文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
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11月18日(水)「椿姫」と「白鳥の湖」

マスコミ試写で、アキバーシアターにてオペラとバレエを観た。
ソニーの配給による「WORLD CLASSICS@CINEMA 映画館で楽しむオペラとバレエの世界紀行」。
タイトル通り、ヨーロッパの超一流の劇場で公演された舞台芸術を映画館で観られる。

わたしが観たのは、ミラノのスカラ座における「椿姫」と、ロシアのマリインスキー・バレエの「白鳥の湖」。
どちらも、とってもよかった。色々な場面で泣けてきちゃった。
本物の芸術だから、だと思う。

「椿姫」では、思いがけず主人公に感情移入してしまい、歌の素晴らしさとあいまって、涙。
時代や国は違っても、女性の心理には共通するものがあるね。
ヴィオレッタ役のアンジェラ・ゲオルギュー。
迫真の演技、響き渡る見事な歌……心揺さぶられる。
オケの指揮は、ロリン・マゼール。

「白鳥の湖」ではあの有名な曲にのってプリンシパルが登場してくるだけで涙が出ちゃった。
バレエってどうしてこんなに美しいの? こんなに美しいものが世の中にあっていいのか…というくらい。
プリンシパルは、オデットとオディールの一人二役、ウリヤーナ・ロパートキナ。
もう、なんと形容したらいいのかしら。この気品、存在感。指の先まで美しい。まさに、白鳥。
ロパートキナは、すでに「踊る伝説」といわれているそうな。うーん、納得!

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日本で、映画館のスクリーンで観るのですからね。そりゃあ、ミラノのスカラ座で観るのとはまったく違いますよ。豪華な劇場、幕間のお喋り、拍手、臨場感…などなどは、ありません。当然ながら。
薄っぺらな印象です。バーチャルな体験でしかないかもしれません。

でもね、ヨーロッパは遠い。そうそう行ける場所ではない。
そう考えれば、映画館でこんな素晴らしい舞台が観られるのは、ありがたい話。
それに、細部までよーく観られるのは、これは映像の強みです。

わたしはた〜っぷり堪能して、心の栄養満タン状態で、ほくほくしながら帰途につきました。

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おまけ。
幕間ならぬ休憩で入った英国風パブ HUB

夜の雰囲気はぜんぜんわかんないけど、
コーヒー180円でたっぷり入っていて、
ちょっと休憩するにはよかった。







| 映画 | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0)
11月4日(水)『パリ・オペラ座のすべて』

パリに行く前から、帰って来たら観に行こう、と思っていた映画、『パリ・オペラ座のすべて』。

冒頭のシーンは、オペラ座正面、中から見たパリ市街の風景…。
…おお、これだ、これ。この間見てきた風景だ。

ダンサーたちの練習風景が続く。
時折織り込まれるのは、事務方の仕事ぶり。
ダンサーへの対応、人事、演目決めや振り付け師への対応、社会保険等庶務的実務、外部との折衝…等々。

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ダンサーの踊りは古典から現代まで多彩で、見ていて飽きない。
人間の肉体、身体表現の面白さ、奥深さ。

バレエは上へ、上へ…という踊り。
下へ、下へ(たとえば炭坑節。“掘って、掘って、また掘って〜♪”)の日本の踊りとは正反対。

必ず先生(監督?)がついていて、練習に付き添いながら指示を出していく。
そうやって完成度を高めていくというスタイルはクラシック音楽と似てるなと思う。
リズム命! アン、デュー、トロワー、キャトー!
寸分の狂いも許されない。微妙な体の動きを調整していく。

演奏はアップライトの生ピアノ。やっぱり生オケ代わりには生ピアノが便利なのだな。

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内部のカフェテリアみたいなところで食事のシーンがあったのだけど、
これまたパリでの食事を思い出しました。ううーん、おいしそう。

バタールは食べやすい大きさにカットされ、
サラダは思い思いの品をお皿に盛ってもらうスタイル。たっぷりと。
やっぱりクスクスは人気あるんだな。

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ダンサーの定年は40歳。
事務方がダンサーを集め、「このたび、オペラ座のダンサーには40歳から年金が支給されることになった」と説明するシーンがあり、「決定ではあるけれど、質を落とさないよう努力してほしい、一人一人にかかっている、オペラ座のダンサーであるという自覚をもってほしい」と強調し、ダンサーたちを鼓舞していた。

ふええ、日本じゃこんな特例措置、絶対あり得ないことだなぁと思って、びっくりした。
やはり芸術を大切にしていくためにはこうした社会保障面での措置がものすごく大切だよなぁ。

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エントランスは映し出されないのかなぁと思っていたら、映画の最後のほうでやっと出てきた。
わたしがわからなかったシャガールの天井画も。
あれはもしや舞台の方側の天井に描かれているのかな。いまだにわからない。

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確か予告編ではオペラ座地下の謎に迫る…みたいなことをいっていたような気がするんだけど、地下の謎を解き明かすようなシーンはなかったかと…
それだけがちょっと気になった。

屋上の掃除風景は出てきたけど!
掃除夫のおじさんが、蜂がワンワン飛び回るなか煙突?などを掃除する。
あんな高いところに蜂がいっぱいいるとは。これまたびっくり。

| 映画 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0)
9月16日(水)『南極料理人』


チケット買うとき「南国料理人」って言ってしまった…何だよ南国って〜! 逆、逆!

最高! 最高だったよ、『南極料理人』!
期待通り、いや期待を上回る面白さ。笑いあり涙あり、じつに良かった。
わたしにとっては今年一番の映画…じゃないかな?

料理がおいしそうってのはも言わずもがな。
おにぎりと豚汁って、ゴールデンな取り合わせだよねぇ。

マッシュしたポテトの上に白身魚の焼いたのをのっけて、バルサミコ酢のソースをかけた一品など、わたしも作ってみたーいと思いながら見ました。
余分に垂れたソースは布巾で慎重にふき取って、美しくね。
やりたいっ!

そして何といっても、ラーメン!
映画鑑賞後は、お約束でラーメン! 食べずにはいられなかった。おいしかったぁ。

1997年というと結構近い過去だけれど、たった12年で世の中がどんだけ変わったかを思い知らされる。
何しろメールとインターネットが普及してないんよね、まだ。
伝達手段はファックスと電話しかない。
あと、ビデオなんだよね。DVDではなくて。

最後のユニコーンの曲も良かったなぁ。

| 映画 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0)
8月7日(金)『ディア・ドクター』


映画ばかり観ていますが、『ディア・ドクター』観賞。
『ゆれる』の西川美和監督の最新作(『ゆれる』の感想はこちら)。

なんて、なんて人間の深い願望・欲望を描き出すのがうまい人だろう。
犯罪は、人間の欲望の先に起きる。

また香川照之が出ていたけど、ほんと素晴らしい俳優さん。
鶴瓶氏は、こないだ清水ミチコ氏が「鶴瓶さんってすごくいい人だけど、ただのいい人じゃなくて、そこがかっこいい」みたいなことを言っていて、わたしは鶴瓶さんって人間的にすごく優しくて素敵な人だと思っていたので、この評にはドキッとした。
でも、なんだかこの役ぴったり。清水ミチコさんの発言を思い出した。ナイスキャスティングだった。

映像が美しい。
美しく静かな雰囲気のなか、ぞわぞわっとさせられる感じは、ちょっとだけ小津映画を想起させる。

| 映画 | 09:33 | comments(0) | trackbacks(0)
8月6日(木)『マイ・ブルーベリー・ナイツ』


観逃してた『マイ・ブルーベリー・ナイツ』観賞。

のっけからウォン・カーウァイっぽい!
お店と食べ物。電話の問い合わせで混乱した感じ。躍動感とか、カオス的な感じが、舞台はアジアじゃないのに、ぽいと思った。『恋する惑星』を思い出します。

ロードムービー風なんだけどね、「NYより○マイル」っていうテロップとか、早回しとか、随所にウォン・カーウァイらしさが感じられる。

ノラ・ジョーンズはかわいいね。どことなく加藤ローサと似ているような(似てない?)。
ライ・クーダーの音楽も良かった。

あ、ストーリーは別にどうでもいいっていうか。
『恋する惑星』もそうだったけど。おとぎ話みたいなお話なのね。

だからストーリーじゃなくて、音楽とか映像とか、そんなあれこれを楽しむのが正しい楽しみ方、だと思う。少なくともわたしにとっては。

| 映画 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0)
8月5日(水)『クララ・シューマン 愛の協奏曲』

先週末、『クララ・シューマン 愛の協奏曲』を観てきた。
シューマンと、その妻クララと、ブラームスとの三角関係は有名な話。わたしはブラームスの音楽が好きなわりにこのあたりのことに疎く、今回の映画はぜひ観てみたかった。
監督がブラームス家末裔の女性というのも興味深い。なんと。

シューマンとクララは音楽家同士の夫婦で、愛し合って暮らしている。
子どももたくさん!

そんな二人の生活に入り込んできたのが20歳のブラームス(若くてかっこいいので、イメージと違いすぎてびっくりした)。
作曲した譜面を見てくれといってやってくるのだ。
道で逆立ちして歩いたりして、ちょっと変人っぽい。

こうして3人の共同生活が始まる。
シューマンは、ほどなくして精神を病み、入院。やがて息を引き取る・・・…嘆き悲しむクララに、ブラームスは「僕は君とは寝ないよ。でも、この腕で君を抱き続ける。君が死んだらそのあとを追う」と言って、精神的に支え続けるのだ。

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大学生のとき、サークル(ピアノの会)の先輩男子に、ブラームスが好きだと言ったら、「女にブラームスがわかるのか?」と言われたことがある。
何も知らなかったわたしには衝撃だった。
びっくりして(ちょっとムッとしたりもして)、あれはどういう意味だったんだろ? と思い続けてきた。
今回これを観て、ちょっとわかったような気がする。

好きな女性と一緒になれなかった男の気持ちがわかるか?
そんな男の作った曲の良さが、女にわかるのか?

その先輩は、そう言いたかったのかな。
やっと、ほんのちょっとだけわかったような。でも、「男の気持ち」ってやつは、わたしにはやっぱり、本当の意味ではわからないんだろうな。

映画は演奏シーンが充実していて、うれしかった!
(最近観たクラシック映画では、『ラフマニノフ ある愛の詩』(なんかそっくりなタイトルだなぁ)で、演奏シーンの少なさにがっかりしたから。)

「ライン」の美しい旋律に、料理人までもが感動するというシーンがあるのだけど、確かに美しかった。
シューマンは積極的に聴く作曲家じゃないんだけど。

ブラームスがピアノでハンガリー舞曲を弾くシーンがあった。
最後はピアノ協奏曲1番の演奏シーン。あの旋律が、まだ耳に残ってる。

| 映画 | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0)
1月22日(木)映画『チェ 28歳の革命』

映画『チェ 28歳の革命』を観る。
キューバで革命を起こした人Tシャツや缶バッジにプリントされてる人。赤い星マーク。正義の革命家。カリスマ。黒髪の長髪に帽子。「かっこいい」感じ。
そんなイメージばかりで、実際どんな人だったかはよく知らない、という人が多いのでは。わたしもその一人。

映画はとにかく淡々と進行する。音楽らしい音楽もない。
1964年にNYで行われた国連総会のインタビューとスピーチ、質疑応答などの映像を差し挟みながら、時系列をバラバラにして描いていくので、予備知識がないとちょっと厳しい(わたしは途中であきらめました)。

歴史的な背景はお勉強しないとわかりづらいけど、実際にどんなふうにして革命を成功させたのかということはわかりやすくてよかった。
農民を仲間に入れ、革命には力だけじゃなくて頭も必要として読み書きを勉強させたり、裏切り者は処刑したり……。

かつて日本で革命を起こそうとした若者たち……そうです、去年観た(そしてはまった)「あさま山荘」を思い浮かべながら観てしまった。
国民の気持ちと離れたところであんなことやっていて革命も何もあったもんじゃないよなあ……なんて思う。

リーダーシップについても考えさせられた。
今の日本はもしや革命が起こってもいいような、というのが言い過ぎならば、もっと国に対して怒ってもいいような状況ではないかなあと思ったりした。
でも革命なんて起こらないだろう。
チェみたいなリーダーも出現しないだろう。オバマみたいなリーダーもね…

革命を成し遂げる様子はよくわかった。ただ、わたしが無知のせいもあるけれど、アルゼンチンの医師だったチェが、どうしてキューバという他国で革命家として戦ったのかがいまひとつ伝わってこなかった。
それが知りたい。第2作『39歳 別れの手紙』でわかるかな。
| 映画 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0)
1月14日(水)映画「ヤング@ハート」

おじいさんとおばあさんのロックンロールコーラス隊を描いた「ヤング@ハート」を観ました。

音楽の基本はやっぱり「歌」ですね。
アラン・テューサンの「イエス・ウィ・キャン・キャン」が耳から離れないっ!
ゾンビーズの「シーズノットゼア」も歌ってたぞ〜。

人には死ぬまで仲間が必要なんだよなー、とも思いました。
| 映画 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0)
1月7日(水)「ザ・ローリング・ストーンズ・シャイン・ア・ライト」
ザ・ローリング・ストーンズ・シャイン・ア・ライト」を観る。今年最初の映画。
すごくすごく、かっこよかった。
わりとスタンダードなライブ映画なんだけど、気付いたら泣いたり笑ったりしているのだった。
全部ストーンズの威力ですね。

最後のNYの夜景、きれいだったな。
| 映画 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)
10月12日(日)映画「フツーの仕事がしたい」
シネマJ&Bにて、土屋トカチ監督の『フツーの仕事がしたい』を観ました。
土屋さんはソイポケでお世話になった方だし、上映後マーガレットズロースがミニライブをやるというので、行ってきた。

きちんとした保障もなく長時間働かされて、上に物申すこともできず、働かなければ実入りが減る。そういう人がフツーの仕事がしたいと切実に思い行動するドキュメンタリー映画だった。

働くというのは大変なことだ。
労働法を無視した職場がたくさんあるのだなあと思った。なんともやりきれない気持ち。労組の偉大さも思い知った。

そしてわたしは、個人的に色んな思いがわきおこってきて、辛かった。本当のことを書くと、実は観るのは少し怖いような気持ちもあったのです。だから案の定というか。
感想を書くと間違いなく非常に個人的で、読んで楽しくないものになってしまうのでやめておきます。

その後念願の、黄金町に新しく誕生したお店、「JOINT」の2階で軽く飲みました。和気あいあいと、楽しかった。
「JOINT」など大岡川沿いに新しくできたお店の紹介はこちらにあります。

天井を高くしてお洒落にしているけれど、でも、ああ、やはり何ともすごい空間です。
この場所にいるだけで色んな想像をかきたてられる。
会話に集中できないといっては大げさだけど、BGMで気になる音楽がかかっているときとちょっと近い感覚かな。音楽の方に気を取られてしまう感じ。
なんといったらいいかわからないのですが。
うまくいえないことだらけです。

話が前後しますが、映画の前には「黄金町バザール」をひやかしました。
これがとても楽しかった。現代アートはやはりコミュニケーション型。作家さんとじかに触れ合える醍醐味があるし、参加して自らも手を動かす楽しさもあります。

臨時の飲食店もあちらこちらにあり、「ヒガシノミソラ」というお店でミソラ焼きなるお好み焼きを食べました。ソース味のとろとろ焼きと塩こしょうのお好み焼きとを、Nさんと二人でシェアしたのだけど、わたしは塩が気に入った! 焼き加減もパリッとして、おいしかったです。

ヒガシノミソラさんは、水木しげるのふるさと、鳥取からおいでになったそうです。
思わず店長さん(料理人の方)に「鳥取からわざわざ黄金町にお越しいただいて、ありがとうございます!」と言ってしまった。
優しい口調の店長は、「いえいえ、鳥取なんて近いほうですよ。沖縄からいらしてる方とかいらっしゃいますしね」とおっしゃっていました。

黄金町バザールは毎年開かれるのかと思っていたら今年限りなのだそうで。
無料だし、興味のある方はぜひ行かれたほうがいいと思う。
休日にリフレッシュできること間違いなし。とても楽しい空間ですよー。おすすめです。

11月末まで開催で、わたしもまた行ってみようと思うので、行ってみたいという方は声をかけてくださいませ。
 
↑沖縄のアーティストの方の作品。
左は、沖縄の海や森などの写真を細かく切って、こより状にまいて作ったわっか。わたしも一つ作って、つなげてきました。現在進行形の作品。

なんとここで、映画祭ボランティアで出会った方と遭遇!
明日の「ディープヨコハマニコニコツアー」の話をすると、「参加したい!」とのことで、一緒に参加することに。
というわけで、明日に続きます。
| 映画 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0)
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