文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
簡単な自己紹介はプロフィールにて。

コメント大歓迎です。ピンとくる記事がありましたら気軽に書き込んでいただけるとうれしいです。
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10月29日(月)風邪気味
仕事中にくしゃみ、ハナ。ぐずぐず。
あれ? 風邪?

光り輝く満月を見上げながら早めに帰宅。
帰ってすぐにお湯で葛根湯を飲む。
食後、生姜の甘酢漬けなどをガリガリ。

首に巻物を巻いて、普通の布団を羽根布団に変えて、早めに寝ます。
悪化しませぬように。

| 日記 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0)
10月28日(日)ベニシアさんの本

京都・大原在住のイギリス人、ベニシアさんをご存じですか?
わたしはNHK『猫のしっぽ カエルの手』で知りました。
あたたかなお人柄。自然と触れ合い手作りを大切にした暮らしぶり。
見ているだけでこちらまで優しい気持ちになってしまいます。

本も出ているんですね。知らなかった。
2冊、読んでみました。

ベニシアさんは、なんとイギリスの貴族の出身。
20歳でインドへ(多くの西洋人の意識が東洋に向いた時代)、そして日本へ。
貴族制度に疑問を持ち、60年代カルチャーの中で青春時代を過ごし、物質よりも心の豊かさを大事にする生き方を志向−−それでハーブなど自然の恵みや、手づくりを大切にした生活を営まれるようになったのですね。本を読んで知りました。

■『ベニシアの京都里山暮らし―大原に安住の地を求めて』

ハーブの効用・歴史、愛について、食べ物のこと、自然のこと…やわらかい文章の中に、思いがたくさん詰まっている。
ハーブ利用法については即生活に取り入れられそう。不眠対策のくだりとか。

ベニシアさんは、思い立ったらすぐに実行に移す方。
ビスフェノールAを含むプラスチック容器から、この化学物質が食物や水に染み出すことを知ると、家の食器はもちろん、冷蔵庫に入っていたプラスチック容器に入れていた食品はガラスやホウロウ容器に入れ替えます。

「ビスフェノールAの安全性、危険性について未だよく分かっていないところが多いようですが、先にも書いたようにアメリカ厚生省は『人間の健康への悪影響が否定できない』と結論付けています。『ビスフェノールAは大丈夫だ、安全だといわれて信用していたのに、後でそれが否決された……』というような事態になっても、悲しむことのないように。私は今自分でやれると判断したことは、行動に移すことにしています。」

これを読み、ああベニシアさん、原発についてどうお考えでしょうか!と思ってしまった。

■『ベニシアの京都 里山日記―大原で出逢った宝物たち』


最終章のクリスマスシーズンのお話が楽しかったなぁ。
「宗教を超えた地球のお祭り」と「クリスマス・フルーツケーキの話」がとてもよかった。キリスト教が普及する以前、ヨーロッパにはたくさんの宗教があったようなのです。

「キリストの祖先やユダの祖先を辿ればアブラハムだと聖書に書かれています。マホメットの祖先もアブラハムだとコーランに記されています。つまり、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教のルーツは同じところからきています。偉大な精神的指導者は、真理と愛と平和を私たちに伝えてくれました。しかし、後に教えを引き継いだ人々は、その教えを宗教という形に作りあげていきました。教えが宗教になってしまうことが、キリストの望みであったかどうかは疑問です。クリスマスの起源を調べていくうちに、クリスマスはキリスト教という宗教を超えて、地球に住む人類全体のお祭りではないかと、私は思うようになりました。」

地球に住む人類全体のお祭りと考えれば、
わたしたちが日本でクリスマスを祝うのもおかしなことではないということになるね。
真理を愛と平和。それは誰にとっても大事なことで。
クリスマスという素敵な祭典を、もっと楽しみたいなあ、と思ったりしたことです。

| 本・雑誌 | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0)
10月26日(金)わたしの図書館遍歴

図書館が好きです。幼少のころから。
働きながら司書の資格も取った。
残念ながらまったく生かせていないけれど。

社会人になって、勤め先から歩いて5分のところに図書館があって、
昼休みにしょっちゅう行っていた。
以来、職場が変わったとき、まずチェックするのは図書館。職場の近くに図書館があるとうれしい。

港区立図書館に始まり、
品川区立図書館→新宿区立図書館→千代田区立図書館
→中央区立図書館→(再び)千代田区立図書館
というのがわたしの図書館遍歴(この6年間は不安定な職を転々とせざるを得ない状況で、
振り返るだに苦労がしのばれて痛々しいけれども…)。

区ごとに特徴があったりするのよね。新宿区はロック系CDが充実してたなぁ。

今は千代田区在勤なので千代田区立図書館を利用するのだけど、
どの図書館を利用するにしても、アクセスがあまりよくない。

そんな折、ふと気づいたのだ。

通勤経路の便利な場所に図書館があるということに!
港区を通って通勤しているということに!!
千代田区の図書館よりアクセスがよいということに!!!

というわけで、早速行ってみました。通勤経路にある港区立の図書館。
駅を出て1分! 便利!
また、ネットで検索してみると読みたい本がすぐ見つかり、
蔵書数も充実していそうでほっくほくです。

これ借りてみた。野中柊『フランクザッパ・ストリート』。

続編の『フランクザッパ・ア・ラ・モード』を持っていて大好きで、
でも第1弾は読んでいなかった。
人間や動物やおかしな登場人物がおかしな毎日を繰り広げます。
おいしそうな食べ物がた〜っくさん出てくるよ(そこがわたし好み)。

| 本・雑誌 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0)
10月23日(火)再会したネロリの香り

先日、「ニールズヤード」で焚かれていた香り、
「カモミール+ゼラニウム+ネロリ」。
ふわぁっとどこか違う世界にトリップしてしまうような実に良い香りで、忘れられずにいたところ、
ほどなくして、意外にも職場で再会しました。
新しく来られた女性から、あの香りが漂うではないですか…!

クンクン、良い香り…毎日気になりつつ声をかけられず…
ようやくチャンスが訪れ聞いてみると、やはり手づくり香水とのこと!ネロリを使われているとのこと!

「よろしければ、レシピをお教えしますよ」
とおっしゃり、翌週手渡されたメモには、

-----
【仕上がり20mlのレシピ】
・無水エタノール 15ml
・精製水  5ml
・ヒノキ 8滴
・パチェリ 7滴
・ネロリ 5滴

2週間〜1か月ねかせて、出来上がり。
-----

とありました。
ウッディの香りがベースとなってるのね。安らぐ感じ。
そしてトップに華やかなネロリが来て。素敵。

ブランドの香水と違って、ふんわり、気持ちのいい香り。嫌味がない。

香りっていいですよね。
安らいだり楽しくなったり…驚くほど、心に作用する。

精油の手づくり香水、わたしも作ってみたいなぁ。

| 暮らしの楽しみ(食以外) | 20:55 | comments(0) | trackbacks(0)
10月20日(土)りんごのケーキ

やはり秋はりんごのケーキを焼かないと♪



アーモンドプードルの粉を入れて。
おいし〜。

| 食(つくる、食べる。お店も) | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0)
10月13日(土)村上春樹さんのこと

山中伸弥教授の「ノーベル医学・生理学賞」受賞に続き、
10月11日の夜、「ノーベル文学賞」受賞者が発表されましたね。
中国の莫言氏、でした。

有力候補とされていた村上春樹さんは受賞を逃しました。

ファンとしては複雑な気持ちもあったので、非常に残念!って感じではなかったです。

作品の価値が認められるという意味ではもちろん嬉しいけれど、
大騒ぎになって(『ノルウェイの森』の時のような)上っ面の理解本が出回ったり、
にわかファンが出現したりするのか…と思うとちょっとね。不快。


さらに、両親も読んだりするんだろなーと思うとますますもってゲンナリ、というか。

なぜなら、村上春樹はロックスターだから。
自分がロックバンドをやっていたとして、ライブに両親は呼べない、のと似てる。クラシックなら呼べるけど、っていう。
自分たちにしかわからない世界に親は入ってきてほしくないというようなティーンエイジャーなハートを未だに持ち続けているわたしであります。あはは。


あ、いやうちの両親はビートルズ世代であり春樹氏と同世代なのだけど、
60年代的カルチャーを通過してきておらず(なぜか)、
学生運動にもほとんど興味なしな人たち(なぜか)なので、志向性が全然違うというか。

むしろ子ども世代のわたしが影響うけまくりというのは面白い。


それにうちの両親が村上春樹的世界−−正常でない想像の世界、少し病んだ部分もあるような世界−−に入り込めるとはとても思えない。

春樹さんがロックスターだというのは、最近文庫化されたこの本を読んで確信した。
■『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997- 2011』(文春文庫、2012年)


国内外におけるインタビュー集です。すっごく面白い! 
1997- 2011というのは自分が社会人になってからとほぼかぶるので、その時々の状況と照らし合わせつつ読みました。
以下、ブクログで書いた感想です。


村上さんは、読書体験を積み重ね(インプット)、29歳で初めて小説を書いた。

「僕はこれまでに自分が読んできたヨーロッパやアメリカの作家の作品から、あらゆるものを片端からかき集めるようにして借用したわけです。文体や、ストラクチャーや、とにかく何もかもをごたまぜに。その結果、僕は自分自身の日本語の、オリジナルなスタイルを獲得することができた。(p.214)」
というのを読んで、文学版フリッパーズギターみたい!と思ってしまった。

村上春樹はロックスターなのだ、だから自分は惹かれるのだなと思った。


20年来、わたしは村上春樹の熱心な読者です。
内容はもちろん、登場する料理やら音楽やら、
そういうものから受けた影響も大。
ドアーズ、ビーチボーイズ、ビートルズ、ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツ、ブラームスやベートーベン…思い返せば、随分と追いかけて聴いてきた。
今のわたしの音楽的趣味の基盤を作ったといえるほど。


だからこのインタビューはすごく興味深かった。
どんな小説を読んできたか、どんなふうにして小説を書いているのか、小説で何を表現したいのか、長編小説と短編小説を書くときの違い、これまでの小説はどこで書いたのか、日本について、日本の小説についてどう考えているか…そういうことがよくわかって、とても面白い。

話される言葉も小説の文体のようにリズムがよく、ぐいぐい読んでしまった。


ご自身のエッセイや安西水丸さんの村上さん評、あるいは「エルサレム賞」受賞時のスピーチなどから、その人となりについての基本的な知識やイメージは持っていて、この本を読んで意外に思うようなところはまったくなかったけど、何しろもこんなにまとまったインタビュー集は初めて。
もれ聞えてくる情報とはボリュームが違う! お腹いっぱい。楽しめました。


村上春樹さんは人として実にまっとうな方であり、ストイックで健康的な生活を送り、混沌とした世の中にあっても良い物語で世界が変わると信じ、常に前に進もうとしておられることがよくわかった。

また小説を読み返したい。

| 本・雑誌 | 13:53 | comments(0) | trackbacks(0)
10月11日(木)金木犀in横浜

本日、横浜でも金木犀の香りを察知しました!
今年は若干遅めだけど、やっと。
ふはぁ、幸せ〜。

幸せといえば、数ヶ月前に帰り道にできた「100円ローソン」で焼き芋の販売開始。
下手なお菓子買うより断然こっち。しずかちゃんじゃないけど。だってコンビニのお菓子ってあんまり…。

でもね焼き芋ね、初めて買ったときは甘くてとても美味だったけど今日は今ひとつ…
お芋にも波があるのかな。
次回に期待!

| 暮らしの楽しみ(食以外) | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0)
10月10日(水)金木犀

今日は初ブーツ。すっかり秋。

そして、日比谷公園(日比谷図書館にちょくちょく行きます)であの香りと出会いました!
うふふふふ。わたしの大好きな甘〜い香り!

毎年10月頭だから(「金木犀」で検索すると記事にヒットしてわかるよ)、今年は遅いね。
しかも横浜ではまだ香っていない。

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あぁぁ、ブログなかなか更新できません。

ちょっとした話題ならTwitterに書けちゃうからね。
本についてはブクログ。相変わらずしっかり活用していて、なるべく感想も書いてます。

で、自分のホームグラウンドはこのブログだと思っているんだけど、
やはりまとまった記事を書くのはなかなか大変で。。

それにしてもTwitterやってる知り合いが少なすぎる。
情報収集に便利だし、なかなか面白いですよ。
改めて…わたしのTwitterはこちら。気軽にフォローしてね。

Twilogは検索もできるし、記録としてこれまた便利なのよね。こちら

でもねほんとは、秋の夜長は読書や音楽、あるいは虫の音を聴いたり、月を眺めたり…
そんなふうに過ごしたいなぁ、と思う。

なのでTwitterも、極力他愛のない(くだらない)日々のつぶやきを減らして本の感想や音楽のことを書くことにしようかなって思っていたり。

あ、書き始めてもう30分たっちゃった。
本読みたい。
さよなら、また登場します。楽しい秋の夜長をお過ごしください!

| 暮らしの楽しみ(食以外) | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0)
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