文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
簡単な自己紹介はプロフィールにて。

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3月19日(金)おそばやさんと中津観光と温泉

朝からエクセルにてお香典の入力作業。
忙しい叔父・叔母…せめてそのくらい手伝わせていただく。

午前中で終わらず、車で30分くらい行ったところにある、素敵なおそばやさんに連れて行ってもらう。
車2台で行ったのだけど、わたしの乗っていた車と違うほうに乗っていた植物博士の叔母が、車から降りた途端、
「ゆきちゃん! 見たぁ!?」
と声を弾ませて聞いてくる。

「何を…?」と聞くより先に、
「山桜咲いとるやないの! きれいねえ〜!!」。

あ、ああ…き、きれいだけど、そんなに声を弾ませて!
本当に好きなんだなあ…と思う。

しっかしここはまた随分といいところやなぁ〜。
川があって、山があって、田んばがあって…これぞ山里。ザ・山里。

ちなみにここは福岡県。山国川を渡ったら、福岡県なのです。中津市は本当に県境。だってもとは豊前国(今の福岡)だったのが、明治時代に大分県に入っちゃったのだものね。

おそばやさんは、古民家風に作ってあるけど、新築。
天ざるを食べる。おそばも天ぷらも、おいしかった。

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戻って何とか入力作業を終わらせ、ちょっくら中津観光!

中津神社。


そして、中津城です。

おおっとこのアングルは非常に見覚えが…と思ったら、この白い柵の手前に振袖を着た母が立っている写真がある!
成人式の日に着物を着て、姉(わたしから見た叔母)と一緒に写っている写真。この景色、何十年と、まったく変わっていないのだ…うーーむ、感動。

なんだか可愛らしい猫がいてねぇ…

前足に短い白い靴下、後ろ足に長い白い靴下履いてるみたいなねぇ…
やたらと人懐こくて、ちょっとなでてやったら、トテトテどこまでもついてくるのでした…

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夜はみんなで温泉にいった(「みんな」って、もう福岡の叔父叔母、いとこたちは帰ってしまい、残っていたのはうちの家族だけだったけど)。

従妹は、この辺は遊びに行く場所がないから、友だちとここに来て、ずーーーっと喋ったりする、と言っていた。
わかる、それ。
わたしもここで暮らしていたら、友だちとそういう付き合い方をすると思う。

お風呂でだらだら女子トーク…いいね最高! …ま、もうそういう年じゃないけどね。

そんな若い女子たちが、確かに見受けられました。
趣のある、いいお風呂で、気持ちよかった〜

出てきたら、うちの父がまたとんでもない話を披露したりして、コーヒー牛乳飲みながら大爆笑だった。
お風呂で弟を見知らぬ人だと思ったらしく、ずっと好青年だなぁと思いながら喋っていた、とか……。
弟が「先日道後温泉に行った」と話してくるから、「私も行きましたよ」なんて返事をして会話をしたとか……(弟は何で敬語なんだ気持ち悪い…と思ったらしい)。

うちの父ってどうしてこんなにおかしいのか……

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毎日なんでこんなに楽しいのかね。
人と人がちゃんとつながっていて、あったか〜いんよね、ほんとに。

今、だれとも喋れない、挨拶もろくにしないような、冷た〜い環境にいて、辛くて欲求不満なので、余計にそう感じるのかもしれないけど。

こんなに笑って楽しい時間を過ごして、ありがたいことだと思った。

| 日記 | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0)
3月18日(木)お葬式

そして今日はお葬式だ。
11時に会場着。「おとき」を食べる。

また美声のお坊さんにお経を唱えていただき…
式の最後に、お棺にお花を入れて最後のお別れをするときが、一番悲しみが高まる。
みんなワンワン泣いてしまう。
祖母のときもそうだった。

従妹たちが、甘いものが大好きだった祖父のために、お棺に入れるチョコレートを用意してくれていた。
サイダーも大好きだったので、「サイダーは?」聞くと、サイダーは一緒に焼くにはふさわしくないらしい。そうだね確かに…

棺桶に入れられた祖父の遺体がお花で美しく飾られ、いよいよふたを閉めますよ、というとき、
母が、泣きながら震える声で、
「お父さん、さようなら…」
と言ったのを聞いて、どうしようもなく泣けてきて困った。

自分のおじいちゃんが死んだということはもちろん悲しいんだけど、お母さんのお父さんが死んだ、ということが、胸に迫る。
祖母のときもそう思った。
お母さんにとってのお母さんが死んでしまったということ。
それがどうしようもなく悲しくて。
「お母さん。お母さんがいなくなって、本当に寂しいね」って慰めてあげたいような。

うまくいえないけど。
そして、わたしも悲しすぎて慰められないけど。

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そのあと火葬場に行き、遺体を焼いてもらい(待つこと2時間)、お骨拾いをした。
竹と木のお箸を組み合わせて拾うんだね。
祖父の骨は、太くて大きかった。

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また式場に戻って「初七日」を行う。
一日ですべて行うのは遠方から来ている者としてはありがたいけど、なんとまあ現代の慌しさよ…

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それから身内と親族と、みんなで食事。
ご馳走食べて、お酒たんと飲む。
お葬式なのになぁ…でもいいでしょおじいちゃん。
みんな集まって楽しく食事してる。喜んでいてくれるでしょ。

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家に帰って寛いでいたら、「ごめんください」と近所の方が何人も。
早速おまいりにいらっしゃった。

わたしたちは隣の部屋で喋っていたら、突如海軍の歌が…!
急いで出ていってみると、近所のおじいさんが涙ながらに歌ってくださっているのだった。

きっと、デイサービスで歌っていたのだろう。
なんだか寅さんの映画を観ているようだった。
何か熱い友情を感じて、涙が出てきた。

祖父は20〜28歳まで海軍で戦争にいっていた。
海南島、ベトナム…南方で山ほど危険な目に遭い、九死に一生を得た強運の持ち主。

子どもにも孫にも、とにかくその話ばかりしていた。
そして、93歳まで生きた。

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お客さんが帰られて、また皆で飲む。
わいわい、がやがや、賑やかに、小さいときからよく知ってるメンバーで。
ゆきちゃんゆきちゃんと言って可愛がってくれて、これからもつながりが切れることのない人たち。
みんな大きくなった。年をとった。
ああ、みんなと不思議な縁でつながっている。ありがたいこと。

そして祖父と祖母はいなくなった。
家族を増やさない限り、メンバーは減っていくばかりなんだな。
当たり前だけど、改めて思う。

| 日記 | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0)
3月17日(水)お通夜

昨日のお昼に弟からの電話で祖父の死を知ってから、会社はいつ休むか、どうやって行くか、等々大わらわ。
家に帰ってから安い飛行機チケット探して弟と電話で話しながらネットをうろうろ。結局は新幹線で行くことに。

泊まりの準備をし、ミーコのえさと水を大量に用意して出かける。
午前中だけ仕事をして、品川から新幹線。滑り込みセーフ。

はぁ〜やれやれ。やっとのんびりできるぞーーー!
本読んだり眠ったりしながら旅行気分。いやはや快適。そして楽しい。
いつまでも乗っていたいくらい!

小倉で在来線の特急ソニックに乗り換え中津着。
感慨に浸る間もなくタクシーに乗り、通夜会場に着いたのは開始10分前の6:50。新幹線で喪服に着替えておいてよかった。
関東組はうちの家族だけだから、大変なのだ。

親族の席に着き、お経の本を弟に手渡された。
「もうみんな暗記してるから」。
「えっ!ほんと!?」
……って、そんなわけないよ。思わず笑ってしまう。あ、だめだめ、歯を見せちゃダメ。お通夜だぞ〜。気を引き締める。
こんな場で冗談言うなよーー…

お坊さんは祖母のときと同じ方で、お話の中に祖母の話が出てきて(信心深くてお寺に入り浸りだったと)、祖母・祖父と過ごした時間を思い出して、涙が出てきた。
同居してた従妹たちは泣きっ放しだった。そうだよね、わたしよりいっぱいおじいちゃんとの思い出あるよね。

相変わらず非常に美声なお坊さんでした。
歌うまいだろなーー。
お経は丸々一冊、一体いつ終わるのか、というくらい長かった。がんばって一緒に唱えた。なーーむあーーみだぁ〜ああんぶ〜…耳から離れない。

お通夜の後は会場で出された料理を皆で食べました。
ほんとは精進料理を食べるべきところだけど今は違うそうで、それにしたって、肉系多すぎじゃないか…?(祖母のときもそうだった)

いとこたち、叔父叔母たち…久しぶりに顔を合わせて、なにやら同窓会みたいで楽しかった。
どの家もこんなに楽しく話せるものなのかな…手前味噌みたいになっちゃうけど、なんでこんないい人たちばっかりなんだろ、って思う。
親戚って、不思議。
家族拡大版みたいで、面倒くさいんだけど、だけどこの親密さ、あたたかさは他に代え難い。

おじいちゃん、みんなと会わせてくれて、ありがとう。

| 日記 | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0)
3月16日(水)

今朝、祖父が死にました。
明日夕方の便で大分は中津へ。

今日は携帯持ってない母をつかまえるので大変でした。いとこたちからも「おばちゃんと連絡とれないー」と困ったメールが入り…

母はお昼ごろわたしの携帯に電話してきて、
「おじいちゃんが、亡くなりました」
と一言。

知ってる! あなたが知ったの一番遅かったのよ!

今、あわててチケットとりました。忙し。

| 日記 | 20:11 | comments(0) | trackbacks(0)
3月7日(日)いちごミルクのセルフネイル



って、いつもセルフネイルですが…
いちごミルク色のマニキュアを塗って、親指・中指・小指だけ上のほうにラメを重ねたら、なんだかかなりいちごミルクっぽい!

ラメがいちごのプチプチっぽいな〜

マニキュアって爪が長くなくちゃダメと思っていたけど、短めでもいいじゃん。
ピアノを弾くので爪はいつも短くなくちゃダメなのだ。

| ファッション | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0)
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