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初めてのパリですから、もちろんベタに観光しましたよ。
■凱旋門
着いてすぐに観にいったのが、凱旋門。
で、でかい…!
こんなにも大きいとは…。
白く、美しく、巨大です。これぞParis!
メトロでシャンゼリゼ通り側に出たのですが、放射状に伸びる通りのひとつ、お菓子やさんが多いといわれるヴィクトル・ユゴー通り(上から見て、シャンゼリゼ通りから約130度にある通り)に出るにも随分歩かねばならず、大変でした。
■サクレクール聖堂
モンマルトルにあるサクレクール聖堂は、ごちゃごちゃした下町っぽいモンマルトルにあって、そこだけ白く清純な、すーっと姿勢正しいマドンナのようです。
何か異国情緒も漂うのですが、歴史的な背景をよく知らないので何もいえません…
■ルーブル美術館
大きすぎる。
島国・日本に生まれ育ったわたしには立派すぎ、巨大すぎ。把握できません。
ロンドンの大英博物館でも、NYのメトロポリタン美術館でもそんな迷宮入りした気分を味わったので、ルーブルは何とか把握して回りたい! と思って音声ガイドを借りたのですが、これが余計に悪かったか…?
音声ガイドには足音が録音されていて、それに合わせて歩くようにと指示されるのだけど、なかなか合わない。
あるいは映像と、実際目の前にある作品とが違っていて、あれ! ここじゃなかったんだ! って探し回ったり…
音声ガイドの通り見て回る、ということが存外に大変で、余計に疲れました。
結局最初の意気込みはどこへやら、全然把握できないし、イライラしてくる始末。
唯一じっくり観たのが、このミロのヴィーナスかな。
大きいんだなー、でも頭ちっちゃいんだなー、と。
モナリザは有名人の記者会見みたいになっていて、引きました。
みんな群がってデジカメパシャパシャ。
ああ、こんなに小さな絵なのか…という感想を抱いた程度のわたしでした。
■ノートルダム大聖堂
シテ島に行った日は、あいにくの雨でした。
しかし雨に濡れるノートルダム大聖堂も趣があって素敵でした。
雨のシテ島を眺めながらカフェでくつろぐのも気持ちが良いものでした。
■オペラ・ガルニエ(オペラ座)
何と華麗な! 素晴らしい!
ここでオペラなど観てみたいものであります(オペラ観劇経験ゼロだけど)。
「シャガールの天井画」はどこにあったんだろう…わからなかったのが残念だったな…
オペラ座の2階から外を見るとこんな感じ。
■サンジェルマンデプレ教会
セーヌ左岸にある、古い古い教会です。
これもとても大きくて立派な教会。
■セーヌ川下り
「バトームーシュ」でのセーヌ川下りは、ほんとは昼間参加するつもりでした。
しかし母が財布を盗まれ、その対応に追われてすっかり諦めムード…
しかし、いやいや諦めないぞ! 「バトームーシュ」は夜も運行しているのだ!
…と執念で参加したのです。
はたして結果は…参加してよかった〜♪
セーヌ川両岸の建物の美しいこと、素晴らしいことといったら…どの建物もライトアップされていて、昼間とはまた違った美しさを見せてくれてもいました。
ポンヌフ橋。
エッフェル塔。
NYの「サークルライン」(についての記事はこちら)もなかなかよかったので、セーヌ川下りもぜひに、と思っていたのです。
やっぱり街の全体像がよくわかるから。
時間は1時間でしたが結構長く感じました(そして寒かった)。ちなみに「サークルライン」は3時間…
フランス語、英語、スペイン語、中国語、日本語等で解説をテープで流しているのだけど、
日本語が異常に愛想がなくて怖かったなあ(笑)
テイクアウトしたくともコンビニもお弁当やさんもなく、
市場やスーパーにタイミングよく出会えなかったりで、けっこう色々なお店に入りました。
入ったとたんチーズくさい店があったり、昼間から赤ワインを飲む女性一人客がいたり、
ヨーロッパ、フランスを感じたなぁ。
何よりも、パリのお店で感じたこと…いや〜、皆さんよく喋る。
老いも若きも、男も女もよく喋るのが印象的でした。
そもそも何種類かのお料理を時間をおいて提供するフランス料理の形式は、
お喋りを楽しむために考案されたんだとか。納得です。
■飲食店
印象に残ったのは、モンマルトルのほうにある「ル・グルメ」というお店。
山本ゆりこさんの『パリの小さなレストラン』という素敵な本で調べて行ってみたお店でした。
オーナーのキャラクターが最高。
威勢良くユーモアたっぷり、サービス精神にあふれています。
体の動きも面白くて、喜劇俳優みたい。
黒板にセットメニューが書かれていて、わたしは「これを2つ」と頼めばそれですむものとばかり思っていたのです。
「ジュ プランデュレ ス ムニュ」(このメニューにします)というフレーズも覚えていきました。
でも、これで終わるのでありませんでした…
セットメニューを選んだあとで、
前菜、メイン、デザート、それぞれ3〜4種類から選ばねばならないのでした(よく考えれば当たり前ですが)。
黒板に書かれているのはフランス語。
オーナーは英語で一生懸命説明してくれますが、わたしにはよくわからない。
仕方ないので、不本意ではありましたが、「おまかせ」で、母とわたしと「same menu」でお願いしました。
しかし出てきたお料理は別々。「same menu」が伝わらなかったようで…
右の写真は、前菜。わたしはお肉(手前)、母はお魚(奥)。
料理は、うまく注文できなかったせいか☆2つ。
でも赤ワインは☆5つ! 本当においしかった!
そしておもてなしも☆5つです。
思い出し笑いをしてしまうほど、面白くあたたかいおもてなしでした。
会計を済ませて店を出たあと、モンマルトルの絵葉書7〜8枚持っておいかけてきてくれて。
言葉はあまり通じなかったけど、「来てくれてありがとう」という気持ちが伝わってきたなぁ。
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フランスでは、食べ物の注文のあと、必ず飲み物はどうするかと聞かれます。
ミネラルウォーターは有料で、ガス入りかガス無しかを聞かれるわけですが、
単にお水(無料の水道水)をお願いしたいときは、
「ユンヌ カラフド シルブプレ」と言えばOK。
これ、けっこう使いました。カラフド(水道水)は、覚えていってよかった言葉の一つ。
水道水も、こんなにお洒落に出てくる。
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どこで食べてもおいしいのは、フランスパン(バゲット、バタールなど)!
適度に塩味がきいていて、外はパリッと、中はしっとり…本当においしかったなぁ。
紙袋から飛び出したバゲットを持って歩く人々を、たくさん見かけました。
キャスケットをかぶったおじさんがバゲットを持って街を歩く姿はパリならではでしょう。
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そして忘れてならない、パリの街を特徴づける「カフェ」の存在!
本当に、角ごとにカフェが必ずあるのです。
日本にもすっかり根付いた感のある「カフェ」ですが、
日本と違うのは、チェーン店がほとんどないこと、
おじいさんやおばあさんも利用していること…です。
あと、しっかり食事もできるという点も、違うところかな。
おばあさんがコーヒー飲みながら何枚もはがきを書いていたりね。
フランスにおけるカフェとは昔ながらの文化であり日常なのだから、
高齢者も利用するのは当たり前で、
日本のそれは真似っこで最近生まれたものだから、若者ばかりなのだという当たり前のことを痛感しました。
写真は、サンジェルマンデプレにある、「レ・デュー・マゴ」。
5階にサルトルが、2階にボーヴォワールが住んでいたそうな!
■買い食い
出されたものは残さず食べるという性分なもので、毎度お腹いっぱいになってしまい、
なかなか「買い食い」できず。
せいぜい、
「ポワラーヌ」という老舗パン屋さんでクロワッサンを、
「ジェラール・ミュロ」というケーキ屋さんでマカロンを、
市場でプラムを、
という程度でした。
上の写真は市場で発見した「TOI ET MOI(トワエモア)」という名前のオレンジ。かわいい。
「ポワラーヌ」は清潔そのものといったエプロンを着用した店員さんが、
「Bonjour!」と言ってサブレを一枚手渡してくれる。
硬めのサブレ。強力粉が入ってるのかな。
それをかじりながらパンを選び、指差し注文。
クロワッサンはバターたっぷり、さっくさくで、とてもおいしかった。
「ジェラール・ミュロ」は、真っ白なお店。
チョコレートと木の実のケーキも買ってみた。下の写真でホールが写ってるけど、その一人用バージョンを。
フランス人よりむしろ日本人好みな感じ、甘さ控えめで上品な味でした。
母と2人で、パリに行ってきました。
このブログで、旅行記はいつも時系列で書いてきましたが、
今回はテーマ別に書いてみようかと…。
まずは、「トラブル」について。
いきなりトラブルとは随分とマイナス思考から始めるようですが、
今回は、何しろトラブルで始まった旅だったので…
ま、旅とトラブルとは切っても切り離せないもので、ヨーロッパほど遠くへの旅行ともなれば、トラブルが起きるのは避けられないという面はあります。
これまでで一番すごかったのは、ウィーンでスーツケースの鍵が壊れ、
日本大使館に相談に行き、自力で鍛冶屋を探し、鍵を焼いて切り離してもらったことでしょうか…。
というわけで、今回のパリ旅行トラブル編、始めましょう。
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■6時間遅れて成田出発
今回は初めて成田まで「成田エクスプレス」を利用しました。
乗り換えもなくて便利!余裕で着いたね♪ と喜び、空港に着いて搭乗手続きをしようとアエロフロートロシア航空会社の列に加わりました。
お昼は機内で出るのか否かを確かめに航空会社の人に聞きに行くと、出発が遅れるとのこと。
最初はよくわからなかったのですが、よくよく聞けば夕方6時に出発する…と。
は!?
12時の予定が、6時とは、いかに!?
意味がわからない……1、2時間ならともかく、そのような遅れはまったく予想外で、頭がついていきません。
そもそも短いパリ滞在が、どの程度遅れることになるのか…十分な情報も与えられず、泣き寝入りするしかないなんて…ただ「遅れます」だけで、謝罪の言葉も満足にありません。
日本の航空会社では考えられないなぁと思いました。
ロシアって一体…!?
お昼ごはん代とドリンク代をもらって、成田空港で6時間……「まったく、あり得ない! 信じられない!」と、ブーブー文句を言いながらソファで本を読んだり、寝たり、飛行機を眺めたりして時間を潰しました。
こんなだったら、成田エクスプレスなど使わず、のーんびり来ても間に合ったのです。
携帯持ってくればよかった。
せめて友だちにメールしたり電話したりできたのに!
■モスクワで一泊
この遅れに伴い、モスクワ→パリ便が変更になりました。
乗り継ぎのいい便がなかったようで、モスクワでの滞在時間が7時間にも増えるとのこと。
成田から10時間30分、モスクワに到着。
深夜、がらーんとした暗いモスクワの空港で、ロシア人のおじさんが、大声で「フランクフルト!」「イスタンブール!」などと言っています。
最初、発音がわかりづらいこともあり、何のことやらわからなかったのですが、○○行きの人!と呼んでいること、呼ばれたら手続きしてもらえること…がわかりました。
これがひどくちんたらしていて、また、パリはなかなか呼ばれず…
この間、同じくパリに行く日本人たちと話をしました。
一人は、一人旅のおじさん。わたしと母はアエロフロートに対して腹を立てていますが、彼は全然怒っていません。
「しょうがないよね〜、安いチケットだもん〜」
確かに安いからこそリスクがあるわけですが、わたしはそんなふうに納得はできないぞ!
ううーん、日本人はおとなしく従順です。
30代かな?男子2人組も、怒っていません。ただ、不安そうではあります。
穏やかで真面目そうな男性。
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ようやくパリ組が呼ばれ、手続き。
手続きをしてくれたロシア人女性が、英語で、
「ここから階段を降りて下に行ってください。そこにバスが来ます。バスに乗って5分くらいのホテルに泊まっていただきます。明日は○時発の飛行機でパリへと…」
と説明してくれます。
わたしは英語を聞き取るのに必死。
成田では「空港から外に出るにはビザが必要なので、空港内の仮設所のようなところで寝てもらう」と聞いていたけれど、何? ホテル? 空港から出るのか!?
えー?
そんで、明日は何時にここに戻ればいいの???
そこへ、母が「バス? …シャンプー?」(お風呂? シャンプーはあるのか!?)
と、口を挟んできます。
「bus」を「bath」と思ったようです。
…ということに頭を使っていると、ロシア人の英語が聞き取れません!
「違う! 黙ってて!」と母を制します。
このエピソードはその後、旅行中、何度も思い出しては2人でゲラゲラ笑いましたが、このときは必死でした(もちろん母も必死だったのです。わたしにだけに任せてはいけない!と)。
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はたして、ホテルはやけに立派でした!
広い部屋。大きなダブルベッドが二つ。ゆうに4人は泊まれます。
シャワーを浴びて、就寝。
翌朝、一応簡単なブレックファストもあり、ホテルにバスが迎えに来てくれて、
無事、フランスへと旅立ちました。
モスクワの空港にて。
■ペンダント紛失
これは、今回わたしにとって一番悲しいトラブルでしたので、別の記事で書きます。
■財布を盗まれる
最終日、意気揚々とセーヌ川下りをしようとしたところで、母の財布が盗まれたことが発覚。たぶんメトロで、だと思います。
幸い現金はほとんど入っていなかったのですが、カードが一枚ありましたので、それを止めるためホテルから電話をし、一騒動ありました。
それと健康保険証と、運転免許証も紛失。
日本大使館に相談すると、「ポリスに届け出ておいたほうがよい」とのことだったので、フロントの男の子にインターネットで調べてもらった、ホテル近くのポリスを探すが見つからない。
探し回っていると、おばさんに話しかけられる。
「あなたがた、ジャポネ? まぁ、財布を…? この辺は物騒だから、きちんとファスナーを閉めて、かばんに手を添えて歩いてね」みたいな感じで。
ポリスどうしても見つからず…諦めて、執念深く、夜のセーヌ川下りに行っちゃいました。
横濱ジャズプロムナードに行ってきた。
すっごくいいお天気で、日差しが夏のよう。
このバッジをつければ、フリーパス。何を聴いてもOK。
まずはクロスゲート付近でやってる演奏を、それからぶらぶらと、大学生のジャズ研、高校生のブラバンを聴いて回る。
ある高校生バンドは「ウルトラマン」シリーズをやっていて楽しかった。
よく練習しているからかな、大学生よりうまいくらいだった。
その辺りの芝生でお弁当を広げたりして、青春だな〜!
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ランドマークホールで「宮之上貴昭スーパー・クインテット」を聴く。
ギターの宮之上さんと、ピアノとベースとドラムとヴィヴラフォンでした。
ピアノの吉岡秀晃さん、左足を上げたり、ピアノ線を触ったり、後ろ姿だけでも面白かった!
前から見ると、お顔の表情もとても面白いのだとか。拝見したい!
音楽やる人は、表情もすごく大切だなぁと、しみじみ。
楽しそうに演奏する方は、聴いてるほうも楽しいもの。
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しらふでジャズを聴くというのはとても妙な感じで、
「青龍門」という居酒屋で早々に飲酒。
台湾料理ということですが、レタスの炒め物はしゃきっとしていないし、
ビーフンの味付けは濃いし、正直料理はいまひとつ…でした。
でも、横浜外国人居留区の地下水道をイメージしたという店内は、薄暗くて雰囲気があった。
店内に水が流れ出すという演出もあって、ちょっとディズニーランドみたいでした。
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またまたランドマークホールに戻り、「石井彰トリオ」を聴く。
ベースはおじさまだし、ドラムは若い…なんだか年齢がばらばらだなぁと思って見ていたら、
なんとドラムの男の子は17歳とのこと!!! 現在、東京芸術大学附属高校の2年生だとか。
将来有望っていうか才能あふれるっていうか……これまたやっぱり表情豊かにドラムを叩いていました。素晴らしいリズム感と感性。
いや〜、一見の、いや一聴の価値ありでした!
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会場を出るとランドマークタワーの一番下の階からジャズっぽいコーラスが聴こえてきたので、聴きにいく。
けっこう年配の男性・女性のコーラス。歌と踊りと、楽しそう。
やっぱり歌は最高です。いいなあ、わたしも歌いたいなーと思ってしまった。
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このイベント、フリーパスだけど範囲が広すぎて、ちっとも見切れないのが難点。
今日の目玉はきっと秋吉敏子さんだったと思うけど、見られず残念。
チケット買わずに、無料で見られる演奏だけ聴いて回っても十分楽しめるよなあ…と思った。
来年はそうしよっかなー♪
ギターの方からお誘いを受けて、恵比寿でセッション。
「セッション」なんていうと妙にかっこいいけど……知り合って、お互い楽器やるんだってことになって、一度お手合わせ願えませんか…? という流れなワケで、これはまるで…そう、囲碁のお手合わせとソックリ! 基本的に同じです。
やってみると、お互いの力量もわかるし。
ま、音楽は勝負事ではないのでそこは違うけれど。
これからは囲碁人口より楽器愛好者人口のほうが増えていくと思うので、お手合わせ(セッション)も増えていくだろうなあ。
ほんとに今は楽器をやる人がたくさん。
コピーバンドとかやってるってもわりと普通の趣味で、全然特別なことではないものね。
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で、今日のセッションは、ギター+サックス+ピアノ(わたし)。
雨の中、恵比寿から少し歩いたところにあるスタジオで。
お洒落なお店が点在する辺りで、こんなところに…? という静かな場所にあった。
今日は、ちょっとだけジャズ…ということで、わたしはアドリブもできないし、左手のバッキングも非常に危ういのでセッションになんてならないですよと言ってあったのだけど、いざやってみたら…なんか、まったりとして、妙に楽しいっ!!
スティービーワンダーの「Isn't she lovely」(愛しのアイシャ)を延々と繰り返す。
この曲知らなかったけど、すぐ覚えた。
いい曲だなあ。
あと、唯一左手がわかる「枯葉」をちょこっと。
「Isn't she lovely」は、ちょっと「枯葉」とコードが似ていたから何とかなった。
もちろん、アドリブなどというレベルではないのだけど、何となく、ほんのちょこっとだけ、ヒントをつかんだような気がして、嬉しかったし、楽しかったな。
音楽を作っていくって、楽しいわ。
音は、タダだもんね。
素敵な音、かっこいい音を出していきたいなーと思う。
昨日とはうってかわっていいお天気。
朝の数時間で、洗濯、衣替えをすませました。いい気持ち。
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一昨日本屋で見つけた「yom yom」。
2006年秋の創刊以来毎号買っているが、正直、最初のころの新鮮味はさすがに薄れ(読者って勝手だね)、少々義務的に購読する今日このごろ。
今回も、そんな気持ちで購入。
しかし読んでみるとやっぱり面白いのだ。
必ず手に入れてよかったなあと思わせてくれる。すごい。
わたしは疎くてわからないけど、今号は小野不由美さんの「十二国記」が目玉なんだろね。
わたしは小池真理子さんの「蒼いトマト」から。いきなりガッツリ心をつかまれる。
小池真理子さんの小説ってのは読み始めたら止まらないというか、その世界にすごい力で引きずり込まれてしまう。どれもこれも。
これもやはりそうだった。ラストは何だか辛くて涙が出てきた。
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今回の特集は「誰もがすなる日記」。
高山なおみさんの日記を読んでいたら、「クーネル」を読んでいるのだったかわからなくなった。
イラストレーターの川原さんとか出てくるし…。
いやいや、「yom yom」だったよね。
そうだ、武田百合子さんの『富士日記』、ずっと気になりつつ読んでいなかった。
これを機に読んでみよう、と思い立つ。
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「yom yom」って、幕の内弁当みたい。
さっきこれを読んだから…次は何を読もうかなーっ、という迷い箸状態が、楽しい。
ちょい長めの短編→軽めのエッセイ→対談、みたいな読み方ができるのが、いい。