横浜に遊びに来た友人を案内する。みなとみらいもいいけど今回はディープな横浜を。
一度行ってみたかった「
浜じまん」でミニボストンというケーキを食べる。40年以上前からあるメニューらしい。スポンジの間にカスタードクリームと生クリームがたっぷり入っていて、素朴な、いい味。カスタードはバニラビーンズの黒いつぶつぶが見えていて、香りよく、甘すぎず、おいしい。
食べている間にホールのボストンクリームパイ(2000円)を買い求めるお客さんが2人も。地元の人に愛される町のケーキ屋さんなのだな。
しかしまあ悲しいかな、横浜はほんっとにおいしいコーヒーやがない。これはもう東京や京都などと比べるべくもない。コーヒー好きにとっては本当に残念なことなんだよね。
夕飯は、横浜ではちょっとした話題の(?)
kikuya cafeで。中央図書館のすぐそば。前に住んでいた、よく知っている懐かしい地域。
ドライカレーのオムライス、ホワイトソースがけ、を注文し、どんなのが出てくるかなとわくわくしていると、ホワイトソースの海に、オムレツの小山というなんともおいしそう、かつユーモラスな一皿が。ホワイトソースもやや黄色がかってカレー風味。ドライカレーは非常にスパイスがきいてて辛い。卵はぷるぷる。おいしい! と、難なく食べられそうに見えたが、ご飯がかなりぎっしり詰まっていて、こってりホワイトソース系大好きなわたしが半分くらいでギブアップしてしまった。
安くて量が多くておいしい、がウリのこの店。サラダとスープがついて880円はほんっとに安い!!
しめは老舗ジャズ喫茶「ダウンビート」。横浜が誇る、古き良きジャズ喫茶。もうひとつの老舗ジャズ喫茶だった「ちぐさ」よりも敷居が低いかも。
「ちぐさ」は閉店してしまったけれど、ここにはまだまだがんばってほしい。
赤と黒の椅子。天井にはアメリカのジャズ雑誌「ダウンビート」やレコードがコラージュされている。ピアノもおいてある。ライブもやっているみたいです。
薄暗いなかジャズの大音量を浴びていると、タイムスリップしたみたいな気分になります。