9月に初めて化粧水を作って以来、化粧水買っていません。手軽にできるし、無添加で気持ちいいから、自然と続いている。
エタノールやクエン酸を加えたり、卵の殻の薄皮をホワイトリカーに漬け込んでヒアルロン酸化粧水を作ったり、あれこれ試みています。
だけど手づくりは化粧水だけと決めているつもりだった。
クリームなんて面倒そうで、手を出したりするもんかと思っていた。
しかしこういうのは一度始めると面白くなるもので、いろいろ作ってみたくなるし、材料をうまく消費していくために作る必要性に迫られもする。
クリームを作ろうと思ったのは、キャリアオイル(スイート・アーモンドオイル)が余ってる、精油も使いたい…と思っていたところ、これらに「蜜蝋」(ミツロウ。ビーズワックス)をプラスすればクリームができるらしいということを知ったからでした。
蜜蝋とは、蜜蜂が体から分泌する天然ワックスで、古代エジプト人はこれを蜜蜂の巣から採取してキャンドルやクリームを作っていたそうな。
匂いをかいでみると、ハチミツみたいな、ほんのり甘ーい匂いがします(写真右上にちょこっと写ってる黄色いやつ)。
これとオイルを湯煎にかけて溶かし、お湯を少しずつ加えて混ぜる混ぜる混ぜる。必死に混ぜる。
分離しやすいと本に書かれていたけど、水と油だもん当たり前。
徐々に白いクリーム状に。まだまだ混ぜる。
最後に精油を加え(ローズウッドにしてみた)、おお、すごいじゃん、初めてにして成功!?
と思ったのもつかの間、しばらくして見ると、クリームから水滴が滲み出てる!
やっぱり甘くないのね水と油…と思いつつ、めげずに水を捨て、もう一度湯煎にかけてぐるぐる混ぜに混ぜたら、今度こそ成功。
クリームってこうやって作るんだ。おもしろーい。感動だー。
でもまあ考えてみたら、お菓子づくりでバターに卵を入れるところで分離しやすいのと同じ原理で、まったく初めてという感じはしなかった。
むむ、これはわたしのよーく知ってる危険な領域…という感じで。
ハンドミキサーがなかった子どものころ、バターや卵を泡立て器で必死に混ぜてたのを思い出す。
明日は右腕が筋肉痛だろうか。