文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
簡単な自己紹介はプロフィールにて。

コメント大歓迎です。ピンとくる記事がありましたら気軽に書き込んでいただけるとうれしいです。
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10月29日(日)オリジナルモンブランで還暦祝い
母がいよいよ還暦を迎えました。
昨日お寿司を食べに出かけ、プレゼントも渡しました。
幅広でストールにもなるあったかマフラー。1色ではなくて、何色か織り交ぜてあり、とても良い色です。

今日はわたしが腕をふるってお祝いケーキを。
ココアのスポンジは昨日焼いておいたので、横半分にそうっと切る。
そこに、細かく切った栗の甘露煮を混ぜたマロンクリーム(市販のマロンクリーム+お砂糖なしで泡立てた生クリーム+ブランデー)を挟み、上半分のスポンジをのせる。
その上に薄くマロンクリームをのばす。そして、さらにその上に生クリームをどっさり、真ん中を高く山形に盛り上げて…。仕上げは粉砂糖。さらさらっと粉雪のように。
そうです、雪が降り積もった山(モンブラン(白い山))のイメージです(本物のモンブラン見たことないんだけどね。もっと山頂はなだらかなんだろうか)。

ブランデーをきかせた、大人なオリジナルモンブランができました。写真では生クリームのケーキに見えるかもしれないけど中にマロンクリームがたっぷり入ってるのです!

ちょっと生クリーム載せすぎ? しかも乳脂肪率47%なので(奮発して)かなり濃厚な味で、生クリームの味が勝ってしまったような。
もっとマロンクリームを多くしても良かったかもしれません。
でもココアスポンジもよくできていたし、ココアとマロンの相性もよく、とてもおいしかった。家族にも好評だったので良しとしよう。

いつも焼きっぱなしのケーキが多いので、久しぶりにデコレーション系を作る機会があってわたしも満足です。

母はこの日を迎えるのを毎日いやだなあ、と思いながら過ごしていたのだそうで。
わたしが30歳になるときと同じだなあ…。あ、もしかしてこういうところ似たのかもね。

それにしても、すでに父は還暦を過ぎ、母はいよいよ還暦を迎え。
早く二人を安心させてあげないといけないなと思います。と思いつつ、これがなかなか難しく、いい年して喧嘩ばかりだけど。親不孝娘ね…。
| 食(つくる、食べる。お店も) | 20:49 | comments(4) | trackbacks(0)
10月26日(木)手づくりを楽しむお母さんたち
ネットでいろいろな人のブログを見ているんだけど、どうも最近、主婦の方のブログが増えてるような気がする。
わたしがパンやお菓子つながりであちこち行くせいかもしれないけど、がんばって家事をこなしつつ生活を楽しんでおられるお母さん方がたくさんいるんだなあ、と感心。

わたしより若いか同じくらいのお母さん方。ブログもおしゃれだし写真もきれい。
パンもお菓子もすごくまめに、しかも上手につくっておられる。
子どもが喜んで食べてくれたらそれは何より励みになるし、次またがんばるぞー、って思うだろうなあ、とかいろいろ想像しながら読む。

働いていたころは独身で自分と同じような環境の友だちばかりが周りにいて、そういうブログにも行き着かなかったけど、やめてから違う世界を垣間見た感じ(ってブログだけだけど)。

社会に出ていると「男も女も働け」というプレッシャーを常に感じていて、これまでわたしは、最近のお母さんって、子どもがいても絶対仕事はしたいって人、あるいは専業主婦になったけどこれでいいのか、って悩む人、はたまた専業主婦はいやだ、って人ばかりなのかと思っていた。
そういう考え方の友だちが多いからかな。
女性も働ける環境を、男女平等! って声ばかり聞いてきたような気がする。

もちろんもちろん。働くのは楽しいこともあるし大きなやりがいもあるし、何より報酬を得るってことはすごいことで、女性が働ける環境を整えることはすごく大事なことだ。

でも、いらっしゃるんだな。そんなふうに肩意地はらず、家族のためにしっかりと食事を作り、その他あれこれ手づくりし、家を切り盛りされているお母さん方が。
しかも我慢しているのではなくて、楽しみながら毎日がんばってる。

なんだか自分の母親みたいだなあと思って。
そういうのは古い。母親世代で終わりだと勝手に思っていたから、なんだかものすごく新鮮で。

って、だからっていろいろ手づくりできない働くお母さんがどうの、というわけじゃない。それは個々人の価値観だから。
要はストレスが少なくて楽しい生き方ができていればいいわけだもの。お母さんが生き生きしてたら子どももうれしいだろう。

ただ働くにしても、子育て中の方にはもっと家庭で過ごす時間が必要なんじゃないかなー、とは思う。お母さんだけじゃなくて、お父さんだって。働きすぎな人が多いよ日本は。

男女平等ってなんだろう。
豊かな暮らしってなんだろう(またこれか)。

と、そういうことから遠い場所にいる人間がパン焼きながら考えておりました。

パンづくりは本日も成功。
| 思ったり考えたり | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0)
10月24日(火)ロイヤルホストでパンケーキ
友だちとロイホでおしゃべり。
昨日からぐっと寒くなったこともあって、誘惑に負けて食べてしまった。パンケーキ。
「アメリカのパンケーキの専門家Mr.ディモズに、おいしく焼き上げるコツを伝授していただいた」が売りの、ロイホのパンケーキ。

バターがおいしい。欲を言えばもっと熱々が良かったけど、十分に幸せな気分で食べました。
バターとシロップがたっぷり染み込んだパンケーキのあの味って、幸せそのもの。
レシピも作り方もシンプルこの上ないのに。おいしくて、心も体もあったかくなる。
| 食(つくる、食べる。お店も) | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0)
10月23日(月)プロコフィエフ
先週から始まった「のだめカンタービレ」を観ていて、あ、この曲、プロコフィエフだよな確か、と思うんだけど、曲名はわからない。「予想GUY」のCMでも使われてる。
プロコフィエフの曲は、じつに独特で奇妙な、だけど親しみやすくてユーモラスなメロディーで、すぐにそれとわかる。

プロコフィエフというと大学時代ピアノのサークルで一緒だった男の子を思い出す。プロコフィエフが好きで、ピアノ曲を弾いていた。
「のだめ」の千秋という男の子も、ピアノを弾くルックスのいい男の子という意味で彼を彷彿とさせる。顔つきは全然似ていないけれど。

今頃どうしてるかなあ、なんて思いながらドラマを観ている。あるいはオケのことやピアノサークルのことなんかも思い出しながら。

無性にプロコフィエフが聴きたくなって、何かあったはず、と思ってCD棚を探すけど見つからない。そうだ、あれはテープだった。古典交響曲とか色々入っていたと思う。
見つかったとしても、テープか…。
もはやテープの時代ではなくなっちゃった。それだけ年月が経った。

仕方がないので、これまた彼が弾いていたショパンのエチュードなどを引っ張り出してきて聴いてみる。「嬰ハ短調」というげに難しげなる曲を弾いてたっけ。有名な「別れの曲」のあとに続く曲。
これ聴くと、あの薄暗い部屋のドアからもれ聞こえてきた彼のピアノの音と、きしむ床の音や黴臭い匂いまで思い出す。
いつ聴いても切ないような気持ちにさせる曲なのでめったに聴かない。まあ聴いたところであっという間に終わるほど短いのが救いというかなんというか。

ショパン「12の練習曲」 演奏マウリツィオ・ポリーニ
有名な「革命」や「別れの曲」「黒鍵」もこの12の練習曲のなかに入ってるんだよね。
わたしは完璧すぎるこのポリーニの演奏しか聴いたことないんだけど他の人のってどんななんだろ。
| 音楽 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0)
10月22日(日)帝国の記憶
朝日新聞で「歴史と向き合う 第4部「帝国」の記憶」というシリーズが始まり、今日は台湾のことが。
台湾は親日派といわれてるけど、それは第2次世界大戦後、日本が去ったあとの中国の国民党支配と比較するとよかったということなのに、日本は植民地支配の免罪符として受け止めていて、ズレが生じている、というようなことが書かれていた。

8月に沖縄の平和祈念館に行ったとき、「台湾は日清戦争で、韓国は日露戦争で日本の植民地となった」という説明文を読んで、受験で日本史を専攻していながら大変恥ずかしいんだけど、あらためて、ああそうだったよな、と思って。

でも、日本史好き(戦国・江戸時代好き)な友だちも、「台湾って日本の植民地だったの!?」って言っていたくらいだし、このあたりの日本人の知識・歴史認識は総じて甘いのかもしれない。

そんなわけで、改めてこのへんのことを知りたいなと思っております。
良い本がありましたらおしえてくださいませ。
| 日記 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0)
10月21日(土)最近読んだ本
■『本当はちがうんだ日記』穂村弘
『もうおうちへかえりましょう』の感想で
>共感したり、ひりひりしたり、くすりと笑ったりしながら
って書いたけど、またもやそんなふうにして読んだ。

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そうそう、この間部屋を片付けていたら古い新聞の切り抜きが出てきて、この方の文章だったのでびっくりした。
「私は39歳である」って書いてるから、01年の記事だと思うんだけど(穂村氏は62年生まれ)、何か、わたしが余程ひかれてしまうものをもっているんだなあと思って。

「みじめな自分を脱ぎ捨てて一気に楽になりたい」と思ったり、「白馬に乗ったお姫様が現れるのを夢見」たりしてたけれど、もう39歳。これは「自力でなんとかしなくては」と考え、真夜中のボールペンで頭のてっぺんを押すという方法を編み出す。
零時零分零秒ちょうどに押して眠ると、朝には素晴らしい私に生まれ変わるはずがうまくいかない、という文章だった(『もうおうちへ…』になかったかしらん? こういう内容)。

この方の本って読みながら笑ってしまうほど面白いので、電車で読むのは危険。
 

『食べちゃえ! 食べちゃお!』野中柊
読み通してなかったような気がしたので読み返してみた。

料理上手でかっこいい(たぶん)アメリカ人のダーリン。羨ましすぎです。愛と幸せに満ちた食べ物エッセイ。
レシピも本当にちゃんとしていて、この方の舌はかなり信頼できそうな気がする。舌が信用できると作品も信用できる(個人的な偏見)…というわけで、他の野中作品にも手を出すきっかけとなったエッセイ。(ブクログより)


今がいちばんいい時よ―ターシャ・テューダーの言葉〈3〉
素晴らしきかな、89歳、ターシャ・チューダーさんの暮らしぶり。言葉、写真が大変美しく、彼女の生き方と暮らしぶりが伝わってくる本。
15歳で一人暮らし、23歳で結婚、46歳で離婚というその人生は、一般的には波乱万丈と思われるけど、ターシャさんいわく「私は、社会通念より自分の価値観に従って生きるほうを選びました。だから、おもしろくて充実した人生を歩んできたのだと思います」。
素敵。少しでも見習いたいと思う。

2年前に亡くなった祖母も、人のために働くばかりでなく、こんなふうに自分の本当に好きなことをして過ごせたらよかったのに。そうさせてあげたかった、とちょっと思った。(ブクログより)

こういう暮らしがしたい、って言うひと多いけど、わたしは無理かなあ。そんな簡単なことじゃないよー。スロウライフは忙しいのだ。
写真が本当に美しい。1も2も読みたい。

『森村桂パリへ行く』森村桂
森村さんの旅物は初めて読みました。
お菓子好きで、少女のような天真爛漫さと鋭い観察眼を備えた森村さんが、おフランスに3週間滞在するのだから、それはもう大変! 珍事件続出!
あと、他の本で「パリで食べたタルト」だのお菓子のことが出てくるけど、ああこのときのことなのね〜と関連性がうかがえて面白い。日本とフランスの食や住に関する違いについて考察されてる文章は、やや時代がかっているけど、昔の日本はこうだったんだなあと、これまた面白く読めます。(ブクログより)
| 本・雑誌 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0)
10月20日(金)どんぐりと山猫
秋です、秋。
公園を散歩していたらどんぐりがコトン! と落ちてきた。
帽子つきのってなかなかないんだよねー。落ちてくるのはみんなハゲ坊主。

なんとか見つけてきたのがこれら。何か作れないかと画策中。でもどんぐりって、虫が怖いからな…。
小学校2年生のとき、初めて編み物(鉤針編み)に挑戦したときのお話。編みかけのマフラーにどんぐりをくるんでタンスにしまっておいてそのまま数カ月忘れていたら…思い出すのもおぞましい、白い、あの幼虫型した虫が這い出してきて……。あったかかったのねマフラーが…。
って、ああっ! 書いてて怖くなってきた!! やめよ。マフラーごと未完成のまま捨てちゃったのでした。悲しかった。
わたしの、どんぐりに関するトラウマ体験。


猫にも遭遇。仲良し猫ちゃん2匹。

舐められているトラ柄のほうは人懐こくて、なでたらくるんっとひっくり返ってお腹を見せてくれた。警戒心なさすぎだよー。

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タイトル、宮沢賢治とは関係ありませぬ。

| 日記 | 20:55 | comments(4) | trackbacks(0)
10月19日(木)沖縄本
しつこいようですが、そして今更ではありますが、沖縄に行く前に読んだ本たちを紹介しておきたくなったので載せておきます。
これから沖縄を旅する方の参考になれば…。どれも良書です。

『なんくるなく、ない』吉本ばなな
ばななさんの沖縄旅の日記。
はまってしまったのねえ。
波照間についてけっこう書かれていて、行く前に読んで心躍らせてた。食べ物情報やらなんやら、かなり参考になった。
ばななさんは旦那さんやお友だちや仕事関係の方々と訪れてますが、やっぱり仲間と旅するのって楽しいよなあ。絶対。



『沖縄上手な旅ごはん』さとなお
著者は、本業はCMプランナー&キャンペーン・プランナーとのこと。那覇、宮古、石垣、小浜、波照間での旅ごはん紹介。
お店、かなり参考になります。那覇の「あんつく」は本当に良い店だった。

でもこの方の薦める店は今は有名になっちゃってて観光客だらけかも。
たとえば石垣の焼肉や「やまもと」。ぜったい食べようと思っていたけど、石垣について電話したら1カ月先までいっぱいだと言われた。すごいなあ。次は絶対に食べたい!

小浜島でもずくとりもしてみたいなあ。とりながら食べるんだって!


『竜宮歳時記』小嶋さちほ
ボ・ガンボスの、どんとの奥さんが、夫婦で移住した先、沖縄について書いた本。ずっと読みたかったけど、今年始めに文庫化されてやっと手に入れることができた。
ほぼ本島の情報。実際に沖縄で体験した行事などが、躍動感あふれる楽しい文章でつづられてる。まさに竜宮歳時記。
生前どんとが愛した場所の紹介と、さちほさんと町田康氏との対談もおもしろい。


『沖縄文化論――忘れられた日本』岡本太郎
出ました!沖縄論といえばやっぱりこれ! このブログの右側でもリンクはってますが。
滞在中も読んでいた。日本文化というやつを考えると必ず沖縄にぶちあたる。ここから日本を再発見してみるのは大変興味深いこと。
本島、石垣、八重山の小さな島々、そして久高島についても触れられてる。


■『沖縄トリップ』イコマユキ
20代の女の子が2週間一人で沖縄を旅した記録。絵と文章、手書き。
バスでの一人旅、ってのと、食を重視してるところに惹かれて買ってみたけど、なかなか参考になりました。
バスの苦労話、一人旅の楽しさと大変さなど、いろいろ共感…。

ちょうどわたしが1週間滞在したコザから近いところに宿をとってあちこち回られたようで、本島中部の情報が多いです。

■沖縄やえやまGUIDE BOOK
八重山を旅する人は大抵これを持ってる、とどこかで読んで買っちゃったけど、八重山で会った人たち、だれ一人として持ってなかった。
普通の沖縄ガイドブックでは省略されちゃうようなちっちゃな島についても大変詳細に書かれてる。かなりコアな情報で、読んでいるだけでも面白いかも。

石垣島にある南山舎という出版社から出ているんだけど、ここで働いたら石垣に住める!それもいいかも! なんて、帰ってきてからけっこう本気で考えたりした。
| 本・雑誌 | 23:18 | comments(0) | trackbacks(1)
10月18日(水)ウォルナッツベーグル
ベーグルに初挑戦。
くるみ入りです。

最後の発酵のあと、お湯にくぐらせる。お風呂好きなやつら。
オーブンで焼かれて、むっちり、ピカピカになって出てくる。
| 食(つくる、食べる。お店も) | 21:25 | comments(2) | trackbacks(0)
10月17日(火)CBGB閉店…
昨日はクラシックのことを書いておいて今日はパンク…わたしの節操のなさというか、支離滅裂加減が露呈されるのを恐れずに書きますが(もう十分露呈されてるか)、夕刊を読んでいたら、いよいよNYのCBGBの閉鎖が決まった模様。
asahi.comの記事はこちら

7月4日に旅日記書いて写真載せてるけど、店構えだけでも見ておいてホントによかったなあ、と思ってね。しみじみ…

もう一枚べつの写真を載せておこう。
| 音楽 | 21:28 | comments(0) | trackbacks(1)
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