文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
簡単な自己紹介はプロフィールにて。

コメント大歓迎です。ピンとくる記事がありましたら気軽に書き込んでいただけるとうれしいです。
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6月30日(金)セントラルパーク・初ベーグル・MoMA
NYで迎える初めての朝。
朝ごはんは昨日のカレーの残りで済ませる。冷めてもおいしい。

初地下鉄にとまどい一度は反対方向に乗ってしまったけど、なんとかセントラルパークへ! 空気もからっとしていて絶好のセントラルパーク日和。緑のなかを歩くのはとても気持ちがいい。


ビキニ姿で寝そべっている人、なぜか岩の上で読書する人(いいアイデアが浮かぶのかね)、みんな思い思いの格好でくつろいでいる。まさに都会の中のオアシス。
白い肌を日光にさらして大丈夫なんだろうかと思ったりするけど、それにしても絵になる。
家族連れやカップルも多いけど、一人で本読んだり勉強したりしている人も多いなと思った。

ジョンレノンのイマジンモニュメントまで歩いていく。これこれ! これが見たかったのよ! 思っていたより大きい。これ見たらジョンに近づけた気がして嬉しくなった。しばし離れたくない気分。
日々お花やフルーツによる飾りつけは変わるらしいんだけど誰がやっているんだろう?
お花の代わりに、コインを数枚置いてきました。



そこからパークを出て道路を隔てたところにダコタアパートがある。
ジョンとヨーコが住んでいて、入り口付近でジョンが銃殺された場所。映画『ローズマリーの赤ちゃん』の舞台となった場所。
ダコタは古くてものすごく大きなアパート(マンション)でした。
アメリカって歴史が浅いのにNYに古い建物がたくさんあるのはなぜだろう? と思う。ヨーロッパに似ているけれども(歴史的に考えて当然だ)それほど装飾過多ではない。シンプルで堅牢なつくり――といったあたりは共通としても、じつに色んな色彩・形状の建築物がある。そういう意味では統一感がなくて、“○○風”建築が隣り合わせになって、マンハッタン独特の景観を生み出しているのかなと思った。


さらにセントラルパークを歩く。リスを発見して興奮、写真におさめんとやっきになるが、これは別に珍しくもなんともないことで、NYの公園にはそこいら中にリスがいるってことに気づいたのは数日後。

お昼はH&Hベーグルへ。頼み方がよくわからないので、ベタだけど、プレーンなベーグルに、Lox(サケの燻製)とクリームチーズをはさんでもらう。
それに野菜を色々。“tomato? onion?”、聞かれる野菜すべてについて“yes”と答えていたら、“everything OK!”とからかわれた。
はたして初NYベーグルのお味は、Loxたっぷり、塩味きつめ、パンには甘みがあってもちもちしておいしい! のでした。

パパイアキングというフルーツジュースとホットドックのお店で並んでいると、おばさんに話しかけられる。
よくわからないのでうまく返答できないでいると、「あら英語が話せないのね」と言われる。「ノープロブレムよ。そんなことはまったく問題ないの。OKなのよ!」って、素敵なことをおっしゃるんだけど、心のどこかで悔しい思いがする。
英会話に関しては二重に悔しいのね。ひとつは英語は一生懸命勉強して国語の次に得意だったということ。もうひとつは話してることはたいしたことじゃないということ。
英語で日常会話ができることより、何を話すかが大事だとわたしは思うんだよね。
とはいえとりあえず聞き取れて話せるようにならないと。世界のどこに行っても困らない人間になりたい。

セント・トマス教会を見てからMoMAへ。
金曜日の4時からはなんと無料(太っ腹だよなー。東京じゃありえない)なので長蛇の列ができている。
パウルクレー、ダリ、モネ、マチス、シャガール、セザンヌ、アンディウォーホル……。好きな画家の絵ばっかりたくさん並んでいるので浮かれてしまう。
喜び勇んで浮かれながら見ているうちにcottonちゃんとはぐれ、ロビーで待っていれば会えるだろうと思って待つけど、待てど暮らせどcottonちゃんは現れず。雨は降ってくるし、タクシーでホテルに戻るしかないかな、と思った矢先、やっと再会。よかったー。

夜はサンドイッチとサラダをテイクアウト。猛烈なサラダの量に辟易。また冷蔵庫へ。
| | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0)
6月29日(木)いざNYへ!
NY女二人旅の始まり。連れは会社の同僚、cottonちゃん。
いつも色んなことを話して相談にもいっぱい乗ってもらってる、気心の知れた友だちで、ずいぶん前から2人でこの旅行を計画し、楽しみにしてきた。

成田からコンチネンタル航空で飛ぶ。隣の席に座っていた女の子と少し話をしたら、新人栄養士さんで、NY滞在は実質2日(!)だという。「休みがとれないんですよ。もったいないけど、どうしても行きたくって…」。すごいなあ。気合が入っている様子。

11時間ほどでニューアーク国際空港に到着。ヨーロッパに行くよりは早いかなという印象。足もそれほどむくまなかった。

空港からバスでグランドセントラル駅へ。
到着して、スーツケースの出し入れをしてくれるおじさんに、ベッドフォードホテルへの行き方を聞くと、肩を抱きながらわたしの拙い英語を聞いてくれる。ずいぶん親切だなーと思いきやチップを要求されて驚く。
ホテルにチェックイン。黒人のボーイさんは陽気で笑うととても可愛い。まだ若いのかな。
部屋は広くて静かでホッとする。

眠いし疲労困憊してるけど、がんばってグランドセントラル駅に夕飯を買いに行く。
なんて広くて古くて雰囲気のある素敵な駅なの! 天井が高くて天井画(天使だか星座だか、禅寺みたいな緑色に白い線で描かれたロマンティックな絵)も素敵! わたしは一目で気に入った。
映画『恋におちて』(5月18日の日記参照)の舞台となったあの駅だ。映画で見たのと一緒!



地下にはパスタ、サンドイッチ、ケーキなどのお店がズラリ。大きなピザをペロリと平らげるおじさんに驚く。
夕飯は迷った末カレーにした。香辛料がたっぷり入っていて本格的な味。ご飯が細長くてなんともいえぬ香りがする。おいしいけど量が多くて残してしまった。冷蔵庫に入れておくことにする。
| | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0)
6月28日(水)行ってきます!
さていよいよ明日からNYへ行ってきます!

昨日知ったのだけど、ブライアント公園というところで早朝のフリーコンサートがあって、なんと7月7日はビーチボーイズが出るんだとか。
わたしは悲しいかな、その前日に帰国……。
しかもブライアント公園というのは滞在するホテルから歩いてすぐの場所なのよー。

あとセントラルパークのコンサートも、今日の夜にボニーレイットという一番の見所が出演だし……ついてなーい!

でも、まあ、ここでついてないってことは、きっと他の面でついてるんだわ。そう考えないと悔しいワ!

あーー、それにしてもホント楽しみ。ビレッジバンガードのライブもネットで予約しちゃった。

帰ってきたらまた旅日記書くと思うので、読んでやってくださいな。
去年の2泊3日の沖縄日記だって大変だったから、今回9日分書ききれるか心配だけど。

忘れ物ないように行ってきまーす!!
| | 23:27 | comments(2) | trackbacks(0)
6月27日(火)街には女・子どもがいっぱい
昨日、今日と、NYの準備で買い物ばかりしている。
平日の昼間、街は女・子どもであふれていて、わたしのような者の居場所はなく、やー、こんな世界があったんだ…知らなかった…という感じで面食らっております。
テレビもつまんない。平日昼間の番組って、大学生のころダラダラ見てたのと、内容といいノリといい、なんら変わってないよ。これずっと見てたら頭働かなくなる!

平日に家にいるようになってまだ2日目だけど、正直なところ、すでにちょっと飽きてきた。あんなに憧れてたのに、おっかしいなー。
今はやること(旅行準備)があるからまだいい。本番は帰ってきてから。
ちゃんと一日の過ごし方を考えなくちゃ。メリハリつけてリズムよく暮らせるように工夫しないと、果てしなくだらだらしそうで怖い。

色んな子どもたちをたくさん見られるのはおもしろいです。みんな純粋無垢。好奇心いっぱいで、元気いっぱいで、すんごい楽しそうで。かわいい。
ちゃんと一人ずつ顔が違うのよね。当たり前だけど。名前も一人にひとつずつ。一人ずつひとつ、ひっとりーずっつーひっとーつ……everyone has a beautiful name!(by ゴダイゴ“beautiful name”)

そうだよ、長い長い夏休みは始まったばかりだった。貴重な機会だから「平日の昼間」ってのをじっくり観察してみるかね。飽きたとか言ってないで!
| 思ったり考えたり | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0)
6月24日(土)紫陽花、百花繚乱
紫陽花がきれいです。

毎日眺めながら通勤していて、写真におさめたくてうずうずしていた。
やっとお休みになったので撮影しました。もう終わりがけかなあ。ちょっと散り始めてたり、蜘蛛の巣が張っちゃってるのとかもあった。

うちの庭のと、人のお宅のと。おやつを買いに外に出たときに撮らせていただいた。
紫陽花って大抵、塀のあたりにもこもこっと咲いていますね。

青、紫、ピンク。薄いの濃いの。色合いがすごくすき。でもやっぱり光あふれるなかより、しっとりと雨に濡れてるほうが似合ってるな。
| 日記 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0)
6月23日(金)涙
お仕事はすべて終わった。ひとまず挨拶もした。
部長からはお餞別もいただいた(早いよ)。

なるべくドライに何でもない風を装って過ごそうとしていたけど、これで最後なんだと思うと何かにつけて涙。みんなが優しくて、また涙。

帰り道、これまでの会社生活のことを思い出してしまう。
初給料で父母にプレゼントしたこと、ボーナスに喜んだこと。あれもこれもここで稼いだお金で買ったんだ、と、ぐるぐると色々な思い出が蘇る。
抑えていた感情が噴き出すみたいに、電車でも涙が出てきて困った。

でもそれもきっと今日だけ。
明日になれば、涙も乾いて新しい気持ちで歩いていけるだろう。

皆さん、さようなら。ありがとう。
| 仕事 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0)
6月21日(水)寂しいなあ
寂しくなるね、と言われるとこちらも寂しくなる。
別れはいつも寂しい。

自分で決めたこととはいえ、馴染んだ(10年もいれば嫌でも馴染む)組織を離れるのは寂しい。仲良しの友だちもいて、学校に通っているような感じもなきにしもあらずだったからなあ。
もう毎日会うことはなくなるんだ。くだらないことを話して笑い合うこともなくなるんだ。

ずーっとこのままってことはないんだけど、後ろを振り返っていても仕方ないんだけど、人生は常に変化していくものだってわかってるけど、それでもやっぱり、寂しいものは寂しい。

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「もう○○するのも最後かもしれない」、のオンパレードな日々です。
もうこんなにたくさんのおじさんたちと仕事をすることもないかもしれない。
もう記者会見の受付をすることもないかもしれない。
もうこんなふうに偉そうに後輩に教えたりすることもないかもしれない。
もうこんなに上司に強気の態度をとることもないだろう当分は。

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「次の職場でも朝ドラ見られるといいですね」。
まだ次の職場のことなんてゼンゼン考えられなくて、そういうこと言われるとハッとする。
次なんてあるんだろうか。

振り返ると寂しくなるから振り返らない。
次の仕事を考えるとしんどくなるから考えない。
とりあえずは今の仕事を仕上げること。そして少しゆっくりすること。好きなことだけしてみること。
| 仕事 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0)
6月18日(日)今週末のこと
色んなことがあって思うところも色々あるけど、書くのがおいつかない。
週末のことをまとめて。

金曜日は労組の団体交渉、略して「団交」の記録(テープ起こし)で遅くまで残業。
書記長だからね、わたし。これが書記長としての最後のお仕事。
今週も忙しかった。ふらふら、心底疲れて帰宅。

土曜日は明け方お腹が痛くてなんだか変だ…と思いながらウトウトし、数時間後、頭が痛くて気持ち悪い! という状態で目覚める。
頭が痛くて熱を計ったら38度! 平熱35.5度のわたしが!
せっかく夕方Sちゃんちにお呼ばれしていたのに、泣く泣くキャンセル。Sちゃんの手料理と、いろんな人に会えるの楽しみにしてたのになあ。

何が起こったのかよくわからないけど病院に行かなきゃまずいような気がして、滑り込みで12時ギリギリに病院へ。
そしたらウイルス系のなんとやらで、薬をいっぱいもらって帰った。冬にかかったウイルス系の風邪の症状に似てると思ったら!
帰りは少し歩いては座り、少し歩いては座り……歩けない。しゃべれない。ほんとにしんどかった。
薬を飲んで眠り、夕方目覚めて検温したらまだ38度。解熱剤飲んだら一気に下がって夕飯は普通に食べた。冬も異様な早さで回復したんだったな。じつに不思議な病気です。

翌日、日曜日の葉山ドライブは決行。昨日のわたしは嘘みたい。
マニマニっていう可愛いカフェに行きました。
お母さんと娘さん2人でやってるお店なんだったかな? ほんとに可愛いお店で、食器がものすっごい可愛かった。娘さんのどちらかの手作りなんじゃなかったかな。ずばり、ストライク! すごく好きな感じでした。
お腹に少しでも優しいものをと思ってたんぽぽコーヒーにしたけど、これはちょっと。わたしは本物のコーヒーがすき。
調子に乗ってカレーなんか食べて翌日ちょっと後悔した。

霧が出ていて、雨はずっとしとしと降っていたけど、濃いピンク、薄青色、真っ白……色んな美しい紫陽花を見ながらドライブするのは楽しかった。

| 日記 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0)
6月15日(木)年齢なんて忘れてた
会社を辞めることになって、色々な人と話をしたり相談に乗ってもらったりしていて必ず聞かれるのは、年齢。

わたしは「辞める」ということにばかり意識を集中していて、年齢のことをあまり考えていなかった。正直、再就職という意識が希薄だった。

ソイポケをミニコミバージョンで作って売ってやる〜、とか、ネットの古本屋を開く! とか、やりたいことやるんだーー、って感じで考えてたから。
ちょっと貯金ができたから、もうそんなに我慢して稼がなくてもいいや、退職金もらって好きなことやってみればいいや、なんて。
いってみれば、早期退職みたいな気分ね。

でもそれにしては早すぎた。わたし、まだまだ生きなきゃいけないんだったよ。ついでに退職金も予想してた額の半分だった。

現実問題としてはどこかに雇われるのが一番手っ取り早いわけで、そうなるとわたしのやりたいことはやっぱり書くこととか編集とかなわけで。
目指せママさん編集者! なんて。
で、再就職するんなら若いほうがいいのは当たり前のことなのに、それを忘れていたのでした。いやはや、ずいぶんいい年になってたよ。

働くってなんだろうなあ。自分に合った働き方を見つけることはなんと難しいことだろう。
大人はみーんなそれで悩んでる。

まあいいわ、模索、模索。色々やってみる。好きなことやりたいことはあるんだし、時間だけはいっぱいできるんだから。

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机まわりの片付けをしていていると、懐かしいものが色々と出てくる。
今日は、会社に入りたてのまだ若かりしころ、興味ない分野のことを、一生懸命書き付けて勉強していたとうかがい知れるノートが出てきて涙が出そうになった。
仕事なんだから当たり前だけど、全然頭に入らなくて辛かったなあと思って。
わたしなりにがんばったよなあ。
| 仕事 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0)
6月10日(土)DVD「アニーホール」
DVD「アニーホール」
ウッディアレンの代表作といわれる作品。
でもウッディアレンの作品って、いろいろと手を変え品を変え楽しませてくれるけど、通低音はどれも同じ、という気がする。それが素晴らしいところだと思う。
饒舌で神経質な男(ウッディアレン)が恋をして別れて、でもまた恋をして……。
いつもNYが舞台で、登場人物の気のきいた会話が楽しい。
アニー役のダイアンキートンとはこのころ私生活でもパートナーであったとか。
ポールサイモンがちょっと怪しい役で出ていました。

| 映画 | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0)
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