今日はどしゃぶりの雨。ブーツは長靴に。そして気持ちも雨模様。
昨日はせっかく心がふくらんでいたのに、会社に行ったらもうぺっちゃんこ。
わたしの心は紙風船。
なんて書けば詩的だけど、会社に行くたびにぺちゃんこになるなんて、大問題だ。
制度、体系、理念、導入、対応、方針、決定……こんな言葉に囲まれていると、わたしは無口になる。これらの言葉を使いこなして饒舌に詰問する人を、呆然と眺め、聞いている。わたしもその人と同じ立場だから、彼らのようにしなくちゃと焦る。だけど、どうしても同じようには、できない。それでまた落ち込む。
そもそも好きじゃない組織で働くことも苦しいのに、そのうえ皆さんを守る立場に身を置くなんて、無理だよ。
興味がないってのは本当にどうしようもないことだとつくづく思う。苦しい。力が出せないよ。
わたしの興味のないことに対して、興味をもって夢中になれる人がいることが本当に驚きだ。それと、上司からの指示されたことに、文句を言いながらも嬉しそうにこなす人ってけっこう多い。飲んで憂さをはらして、文句言いながら仕事続けるっていうのもよくあるスタイル。それはそれで楽しそう。
そういうのが好きな人はそうやって生きていけばいい。わたしは、好きじゃない。
わたしは、たぶん、ここにいてはいけない。10年も我慢しているけど、合ってない。やっぱり合ってないね。自分でわかってる。
何に対しても興味がないわけではない。わたしには、何か違うことをしたほうがいいように思うのだ。もう少しやわらかいことだよね、やっぱり。そういう、わたしの興味があるようなことを「ぜんぜんわかんないし、つまんないし、興味ない」って言うひともいるんだから。
そもそも会社組織というものに向いていないのか。それとも業務内容なのか。
興味がないのか。頭が悪いのか。
とにかく胸が苦しい。そんな毎日がいいはずない。
じゃあどうするんだ? 生きてくためには働かなくちゃいけないでしょ?って言われると辛い。本当にそうなの? 休んではいけないの? やめて何もしないわけじゃないんだよ。お金かせぐだけが大切なことなの?
貧乏な暮らしの中で、美しい言葉、音楽がないと生きられなかった女の子の話があるけど、あれと自分はすこし似ている。わたしも、そういうタイプみたいだ。会社は灰色。美しいものがほしい。
わたしは、もう少し穏やかに暮らしたいだけ。もう、相当我慢したんだけどな。
幸せな気持ちで毎日を過ごせる方向に進んでいきたい。
模索は続く。