フィンランドも5日目。少しだけ慣れてきた。
朝、ホテルのまわりを少し散歩してみる。
「歌舞伎」という日本料理の店があったり(畳で鍋とかできるようになってた)、大学があったり、いろいろと発見あり。
朝ご飯はトマトとチーズのオムレツを作る。おいしくできた。
今日は、フェリーに乗ってスオメンリンナ要塞へ。
なんとまあ毎日遊びまくっていること(笑)
スオメンリンナ要塞とは、ヘルシンキ市内の6つの島の上に建造された海防要塞。世界遺産にもなっている。
1748年、スウェーデンの統治下で隣国ロシアからの攻撃に対抗するために建設が始まり、フィンランド戦争の結果1808年にロシア軍に引き渡され、翌年ロシアの一部になってから108年間その支配下に置かれたそう。
トラムでいつもの海のマーケットへ。その東端からフェリーに乗る。
今日もカモメが飛び、マーケットには色々なものが並ぶ。
あ、毛皮! 冬の寒さがしのばれる。
フェリーに乗って15分ほどで到着。各国から観光客がわんさか来ている。
どこからか関西弁も聞こえてくる(笑)。
むーがフェリー内で、男性に、英語で写真を撮ってもらえないかと聞くと、日本人だったり。「はい」と答えられたそう。
ゆっくりと島を回る。
いかめしい石造りや煉瓦造りの要塞から海が臨める。
日本の城よりも、沖縄の今帰仁城に似ている(わたしの知っているお城では)。
260年ほど前に建造されて200年前には戦争もしていた場所だけど、今は平和そのもの!
ピクニックしたり日光浴したり、海水浴をしている家族も(↓少女が1人、海に入っています)。
雁がたくさんいる。
島には住民も800人ほどいるとのこと。
島はけっこう広くて、たくさん歩いて海岸まで来た。
水に触りたくて海に近づくと、藻が滑ること! 手をついて転ぶ。
想像以上にぬるぬるしていて焦った。
わたしの知らない種類の北の藻だった。こいつ(↓)、ツルツルとほんとによく滑る。恐ろしい。。
その直前、むーから「藻は滑るから気をつけて」と言われたのに、「わかってるよ、うるさいなあ!」とか言ってバチが当たったのかも。悪かった。
「バルト海ぬるぬる事件」と名付ける(←そのまんま)。
(むーは帰国後もずっと、「わかってるよ、うるさいなあ! …キャ!」とわたしを真似ては笑っています。)
ふと、今日は8月15日だったと思い出し、「日本では戦後70年目の終戦記念日だね」と口にする。
そんな日にバルト海沿岸の要塞にいるということが大分不思議。
ちょっとだけ黙とう。思い出せてよかった。
ソフトクリームを食べて、フェリーで戻る。
パン屋の「エロマンガ」へとリベンジするも、今日も閉まってた。
スーパーで夕飯用のシナモンロールを買い、お昼はヘスバーガー再び。
ポテトがおいしい。セットで4ユーロ。
中央駅からやや北側の植物園に行ってみようということに。
カフェで日光浴をする人々の脇を通って行く。
むーには残念ながら、植物園は柵で封鎖され、入れないようになっていた。
隣は巨大な公園。深紅の美しいバラが咲いている。
お天気も良く、またまた平和そのもの。
池ではかもめが泳いでいた。かもめって泳ぐんだ! 知らなかったよ。。
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昨日見つけたホテルの地下のサウナに、土曜日の5時〜女性、8時〜男性という張り紙があったので、利用してみようと、5時に帰り着くべく急いで買い物をする。
中央郵便局に行ってカードを3枚(今日は土曜なので4時で閉まるみたい。ギリギリだった)、隣のKマーケットでジャム、コーヒー、スープなどを買う。
Kamppi駅のKスーパーマーケットのデパ地下みたいなところで、夕飯用にミートボールと付け合わせのジャガイモを買う。
むーはサルミアッキのアイス(!)を買って、その場で食べる。完全にハマっている。
が、さすがにアイスは手ごわく、「あの量のサルミアッキを短時間で食べるのはキツかった」とのこと。
ホテルに戻り、よくわからないが服の下に水着を着てみる。バスタオルを持って、恐る恐る地下のサウナへ。一人だから不安。
果たして、誰もいない。
熱くするにはどうしたらいいかよくわからない。
目星を付けてあちこち触るが、待てど暮らせど熱くならない。
ラジオ体操などしていたが、誰も来なくて一人だし暇。小一時間で、7階の部屋に戻る。
むーに言うと、「おかしい」と。見てみようかと言ってくれる。
2人で地下に降りるが、結局わからず。
こんなに長い時間、一人でかわいそうにと言ってくれる。
むーは待っている間、明日行く予定のハメーンリンナのことや電車のことなど調べてくれていた。
時間があるので、洗濯機で洗濯をしてみる。隣の乾燥室に干しておく。便利!!
ついでにトイレットペーパーがなくなりそうだったので地下で探す。
5日目ともなれば、洗濯物もたまるしトイレットペーパーも切れる。
薄暗い地下で、ここでもない、ここでもないと、あちこちドアを開けて探すのは、1人なら怖いが、2人なら探検のようでおもしろい。
探検好きのむーは楽しそう。
しかし見つからず。むーがメールをしてくれる(ホテルには人がいないので)。
ほんとに諦めずいろいろやってくれて、頼もしい。
むーはスーパーの地下でミートボールを買うのに躊躇していたが、夕飯時に食べてみて、おいしいと驚いている。
「泥みたいなもんかと思った」って、そんなわけない。ほんとに西洋料理のことを知らない。
トマト、レタス、きゅうりを添えて食べる。