文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
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5月27日(水)クウネル
あぁ〜、『クウネル』、発売日に買っていたのに。今ごろ更新。

ガース・ウィリアムズ、ですよっ! 大好きです。
わたしには『しろいうさぎとくろいうさぎ』より、『大きな森の小さな家』のほうがより親しみ深い。前者は多分借りて読んだか何かで、後者は買ってもらって、かなり繰り返し読んでいたから。

やっぱり持っていたか否かで愛着度、思い入れの深さが違うね。

パーティのときのうすいモスリンのドレスとか、編み込んだつやつやの髪だとか、それはそれはうっとりと、どんなんだろう、って、何度も何度も眺めて想像していた。憧れて、憧れて。
肌触りやしわの感じ、髪の毛の一本一本まで伝わってくるような絵だったなあ。
白黒の絵だから、余計に想像たくましくして、夢見るように頭の中で思い描いたなあ。

あと、フライパンに雪を入れて、上から煮詰めたシロップをタラタラっと落とすところとか(これが固まって飴になるって書いてあった!――この原画が記事中に載っていました!)、父さんのバイオリンを弾く姿とか!(ああ、とまらない…)

なんとまあ、挿絵の力の偉大さよ。

そういえば文字がいっぱいつまった本が大好きな人が、「本に、絵はいらないと思っている」という強烈な発言をしていて驚きのあまり何も言えなくなってしまったことがあるが、こんな話をすれば良かったかもしれないなあ(どっちにしろわかりあえないにしろ)。

そうそう、あと、あらいぐまの「フランシス」シリーズも、ガース・ウィリアムズだったんだ!
言われてみれば、ほんとそうだよね。知りませんでした。
これもまた、子どもの心理描写と、大人の対応が、本当に素晴らしい絵本です。絵の力も、もちろんすごい。

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で、記事はどうだったかといいますと、ガース・ウィリアムズという人の途方もない人生に、びっくりでした。
60歳のときに40歳も年下の女性と4度目の結婚をして子どもまでもうけている!!

表紙になっている本は、マーガレット・W・ブラウンとの共同作品『ちっちゃなほわほわかぞく』の箱入り初版本。
何と表紙カバーに本物のうさぎの毛が使われているのです!!!(そりゃそういうこと考えるのはわかるけれど、やってみたい、って思うけれど、でも、本当にやってしまうなんて!)

箱の丸く切り取られた部分から毛がのぞくしくみになってるんだけど、なんというか、ちょっとリアルすぎて怖いんですけど…(本物の獣が中に隠れてるみたい…)

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インターネットで情報の異常な速さに慣れてしまうと、じっくりと紙媒体の活字を眺めるのが時間の無駄のように思えてくるのはわかる。
何か、いつも急き立てられているような世の中になってしまった。

でもね、それぞれが勝手に言いたい放題の文章(このブログみたいに)と、何人もの人が読んで推敲を重ねている文章は、やはり違います。
ちゃんとライターがいて編集者がいて、デザイナーがいて、DTPのオペレーターや、印刷所や製本の職人もいて、それぞれの技術を駆使したプロの仕事の集大成はやっぱり素晴らしいもので、だからこそ読者はページをめくりながら色んな刺激を与えられるのでしょう。

雑誌のビジュアルから与えられるのは、心の拡張と、ゆっくりとした時間。
優れた雑誌には、消えていってほしくないなと思う。

時代はすでに推移してしまっているので難しい面があることは百も承知だけど、インターネットではできなくて、すぐれた雑誌にできることが、あるはずなんだよなぁ(と、信じたい)。
| 本・雑誌 | 23:50 | comments(2) | trackbacks(0)
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コメント
大きな森の小さな家、懐かしい!!!
私が最初に読んだのは、この写真の装丁の本でした。
気に入ったので文庫(ポプラ社文庫かな?)で買ってもらって私も繰り返し読んでいました。
メアリーとローラをお姉ちゃんと自分のような気になって
読んでいたのが懐かしいです。

シリーズの途中で他の文庫(岩波だったかな?)から出版されててその時の挿絵がこの絵だったような気がします。

懐かしいなぁ。今読むとまたきっと違った風に感じるんだろう
なぁ。。。
| eco | 2009/06/09 12:43 PM |
おお、ecoちゃんも好きでしたかな?

>メアリーとローラをお姉ちゃんと自分のような気になって
そっか、姉妹だとそんなふうに感じて読むんだね。

きっと今読み返してみると、子どものころの自分がどんな気持ちで読んでいたかをまざまざと思い出すと思うよ。

この間子ども時代以来、すごーく久しぶりに『窓ぎわのトットちゃん』を読み返しました。
これも繰り返し読んだ本だから、全部のエピソードを覚えているのだけど、とくに、色んな布地が織り合わさった舶来物の素敵なリボンのことと、お便所に落としちゃったこれまた素敵なお財布のことを鮮烈に覚えてたのに我ながら驚きました。乙女〜(笑)

でも同時に、大人の目線でも読むことができて、トットちゃんのこと、子どものときは同じ子ども目線で、この子、天真爛漫で自由でいいなあ!と思っていたけど、果たして今、自分が親や教師としてトットちゃんような子どもと接した場合、こんなふうに寛容に受け止められるだろうかとも思った。心配で、つい口を出してしまいそう。

だから改めて、周りの大人たちの素晴らしさを感じました。

良い本は、いつでもそばで、わたしたちを待っていてくれるんだね。
| ゆき | 2009/06/10 3:39 PM |
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