文月遊亀 memo*

日々のこと、音楽や本のこと、心の赴くままに書いています。
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7月2日(水)映画「靖国-YASUKUNI-」
レディースデー。「靖国-YASUKUNI-」鑑賞。
映画ばかり観てますな。そしてやけに社会派。がらにもなく。

わたしは靖国神社に行ったことがない。
あの戦争は侵略戦争だったと思っているから、お国のために亡くなった英霊をたたえよう、というのはちょっと違うなと思うのだ。

もちろん戦争で亡くなった方には心から哀悼の意を捧げる。
わたしの祖父の兄も、戦争で死んだ。祖母はその弟であるわたしの祖父と結婚し、母が生まれた。最初の夫である祖父の兄の戦死が、祖母のその後の人生に及ぼした影響ははかりしれない。

靖国神社は、国の都合で尊い命を奪っておいて、英雄として、神にしてまつっている。
そのあまりに勝手な論理に、納得いかない。あの場所に足が向かわない理由だ。

さて映画。
右翼の反対運動などで上映が中止されるなど物議を醸した作品で、監督が中国人であるということもあり、どんなふうに描かれているのか興味津々だった。

終始8月15日の靖国神社の様子を伝えるのだけど、怒声が響くわ、流血事件は起こるわ、実に激しい。こんなことになっているとは知らなかった。驚いた。

軍服を着た甚だ右寄りの人たち。その熱さが怖い。「天皇陛下万歳!」と叫んでいる。怖い。
アメリカの国旗を掲げて立つアメリカ人に、「昔は昔、今は今。今は同盟国だからよお。仲良くしなくちゃ」と話しかけるおじさんたち。と突然「出て行け! アメリカに帰れ!」と怒鳴ってくる人が。「広島を忘れないぞ!」という声も。
「小泉首相が参拝するのは、いいと思うのよね」と語り合う、どこにでもいそうな普通のおばちゃんたち。
かと思えば、「侵略戦争に加担させられた」として、靖国に祀るのをやめてほしいと申し出る遺族たちの集団。
はたまた肉親を返してと訴える台湾人女性。「台湾人は親日と見られていますが、それは間違いです」。その目には強い怒りが宿っている。
君が代斉唱を邪魔して暴行を受ける中国人男性。「お前中国人だな、とんでもねえ野郎だ! 中国に帰れ!」と繰り返し怒鳴るおじさん。
混乱の極み。こんな人がいるんだ…のオンパレード。
いったいいつの時代なんだ?という思いもわきあがる。これが戦後60年を経た国の姿か。

政府は、戦死した人に勲章を与えて賛美してきた、遺骨も遺族のものではない、という、お兄さんを戦争で亡くした住職の話が印象的だった。

そんな様子の合間に、「靖国刀」という日本刀を黙々と作り続ける90歳、現役最後の刀匠の姿が頻繁に挿入される。
靖国神社のご神体は刀であり(でもこのことを靖国神社側は否定しているそうです)、昭和8年から敗戦までの12年間、8100振りの日本刀が作られていたのだとか。

観ながら、ふと思う。
日本刀というのは、人を斬るための道具なんだよな、それ以外の使い道は…ないよね…ということは、これを作り続けるということは…えーっと…。
90歳の刀匠は、刈谷さんという方。職人らしく、口数少なく、鍛えられた技で、刀を作り続ける。その手は、熟達した、力強い、まさに職人の手。
本当に普通の好々爺。この方が、この伝統的な、そして恐ろしい、しかし神聖なるものとしての武器を作っているという構造に、なんともいえない複雑な気持ちになる。

知らなかった日本を見た。
監督は被侵略国である中国の方なのに、視点、描き方がとてもニュートラルなのがすごいと思った。刀匠・刈谷さんへの質問の仕方、話し方も、とても穏やかで、優しい。
きっと懐の深い、人間的にとても優しい人なのだろうなと思った。

英霊を敬うことと(靖国神社的理念。戦争美化につながる)、二度と戦争を起こさないと誓うこととは、小泉首相のなかでは一緒になっていたが、やっぱり矛盾していて、だから8月15日はあんな騒ぎになっているんだろう。
いつまでこんな騒ぎを続けるんだろう。

歴史は後から学ぶもので、実際に経験するものじゃないから本当のところはわからない。
侵略戦争だったという人がいて、そうではなかったと主張する人がいて。
でも、ちゃんと生き証人がいて、裁判で戦犯も裁いて、侵略戦争だったことは明らかなのに、歴史をねじまげようとする人がいるのは、どういうわけなんだろう。
国を愛するあまり? 日本が悪いことをするわけがないと。
でも悪いことをしたら反省しなくてはいけない。それが人間。
あ、だけど悪いことをした、と思っていないんだから反省のしようもない。堂々巡りだ。

はあ。色んな人がいて大変だ。日本だけではないと思うけど。
人間って、面白いけど、傲慢で勝手なところがあるね。
戦争をどうとらえるか。日本人としての誇り、というのをどう考えるか。
それから、日本の宗教って、神道って何なのか。神道は、もともとはシンプルで美しい信仰だと思う。それを巧妙に戦争に利用するあたりに、権力のいやったらしさ(岡本太郎語)を感じる。
今の靖国神社のあり方は、やっぱりあまりに多くの問題を含んでいると思う。
| 映画 | 23:03 | comments(16) | trackbacks(0)
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コメント
コメントをつけようかどうか、悩んだのだけれど
書いてみます。

数年前くらいの私は、ゆきさんと同じような考え方でした。
だけど今はちょっと違います。

色々な情報を自分なりに判断して、私の受けた
義務教育はかなりゆがんでたなぁって思うようになった。
若かった頃の私は、今の日本が恥ずかしいと思ってた。
日本人としての誇りが持てなかったの。日本を悪いように
悪いように捉えるような学校教育だったから。
自国の誇りを失わせるような教育、私は良くないと
思う。

マスメディアもすごく偏った視点からの情報を、真実の
ように載せてるから怖いなぁって今は思う。
チベットの事を調べだして、余計にそう思うようになった。

だから、昔は首相の靖国参拝の意味が全くわからなくて、
首相は頭がおかしいんじゃない?って思ってたくらいなん
だけど、今は参拝してもいいのかもなぁ…って思います。
自衛隊(武力)の存在に関しては、昔は涙がでるほど嫌やっ
たけど、今は必要だなぁって思います。

なんらかの思想・信念を持って生きる事は大切な事だけど
相反する思想の人が何を考えているのか知ることも大切な
事だと思います。

うまく言えないけど、伝わらないかもしれないけれど、
書いてみました。もし、不快に感じたらごめんなさい。



| eco | 2008/07/09 6:14 PM |
>ecoちゃん
コメントありがとう。
そうだね。確かに日本を悪いほうにとらえさせる教育を受けたかもしれない。
小論文とかも、今の日本はここが問題だ→このように変えるべき、
みたいな論旨で書くのが正攻法だったような。

ほんとに日本の良さとか、伝統的な美とか芸術とか、
そういうものをちっとも教わっていないな、ということに大人になってから気づきます。
音楽や美術も西洋物一色だしね。
わたしは一体何人なのだろう? と思ったり。

そういう教育は、あの戦争の反省から生まれてきたのかな? と思う。
神道とか日本古来の文化、日本人の気質みたいなものを戦争のために利用した面があったものだから、日本文化の一切合財を否定するような教育をしてしまったのかなあ?

あっちへ行ったりこっちへいったり(国を愛せ、次に、愛するな)、極端だよね。
反動としてそうなってしまったんだろうけど、自分の国を愛せない人たちをたくさん生み出すのは悲しいことだよね。

教育も、マスコミも、事実の一部しか伝えていないし、
伝えられなかったことのほうに大事なことがいっぱいあるのだろうなと思う。

教育もマスコミも、いくらでもねじまげて伝えることができることも、怖い。

わたしの拙い文章力と、思い上がった一方的な書き方のせいで、
まるで何か確固とした思想を持っているかのように読めたかもしれないけど、
わたしは靖国神社の問題をどう捉えたらいいのか、実際のところ、ほんとにわからないのです。
戦没者を追悼したいという気持ちはわかる。参拝して、もう二度と戦争を起こしませんと誓うことが大切なことも。
だけど、その場所として、靖国神社は適した場所なのか、どうなのか…考えてしまいます。

それは、戦争をどうとらえるか、にかかってくるのでしょう。
わたしはやっぱり、あの戦争は侵略戦争であって、若者たちは皆それに加担させられた、とは思っています。祖父も、祖父の兄も。
もしかして、ここのところからecoちゃんは違っていますか? あの戦争は正しく美しい戦争であって、反省の必要なし、と考えますか?
戦争を美化して愛国心を養うような教育には、わたしは反対です。
それはそれですごく偏っていて、事実をねじまげていると思うんです。
国を愛するための教育、というのなら、もっと違う方法があるはず。

相反する考え方の人が何を考えているかを知ることは大事だと、わたしも思います。
だから人と話し、本を読み、映画を観るのだと思うんだ。
物事は色々な面から照らしてみないとね。
わたしはこの映画を観ながら、軍服を着て「天皇陛下万歳!」と叫んでいる人たちの心理を、一生懸命考えようとした。この人たちがとらえている日本、というものを。

映画も、こうあるべきだ! という描き方をまったくしていなかったので、わたしも色んな風に考えさせられて、すごく良かったです。まだ観ていなかったら、ぜひ観てみてね。
日本人としての誇りをなくさせるような映画では全然ないから。

自衛隊については微妙だなあ…。
昔は絶対、断固反対だったけど、今は、なんか、いつも揺れてしまいます。国際貢献という意味では必要と思うけれど、あれは軍隊なのだ、と思うと……です。

反省するべきところは反省し、良いところには大いに誇りをもって生きたいよね。

またコメントしてください。
日常生活ではなかなか語り合えないような、こんな話題、大いに語り合いたいです! これからもよろしくね。
| ゆき | 2008/07/09 11:55 PM |
はじめまして。
「チベットチベット」の監督キムさんについて検索していたところ、雪さんのブログに辿り着き、勝手ですが内容を読ませて頂きました。

何故、コメントを残したかというと、雪さんの考え方が以前の私と一緒だからです。
以前までは、私も「靖国参拝だなんて、なんで今更日中、日韓関係にメスを入れるような行為をするの!?」とあきれたり、「日本は侵略して中国と韓国にひどいことをした」と思っていました。

私も今回、チベット問題をきっかけに色々と調べたり、本を読んだりしていくうちに
私たちが受けてきたメディア情報が湾曲されていることに気づきました。虐殺問題、従軍尉慰婦問題etc…全てが日本軍の仕業という真実はありません。
これを知って私は反日教育の恐ろしさ、日本は戦後良いように使われていると感じました。

私たちが今まで受けてきた教育は、中国韓国側に配慮した教育です。実際、日本は戦後の代償として年間何億円を支払ってますし、謝罪もしています。留学も他国より優遇しています。援助もしています。アメリカが行ったGHQのように日本も韓国に対して発展させた事実もあります。
なのに日本人は戦後60年近く、「日本が悪い」教育を続けています。
日本は戦争と平和、未来に向けて国際交流を願うのに、何故当国は情報を湾曲してまで崩そうとするのか。
お金で解決することではないと言いながら、お金を要求し続ける国。

戦争とは命の尊さを重んじる教訓であるべきなのに、それを政治利用されている事実が悲しく思います。

長々と書いてすみません…。
もしも、気を悪くされたらごめんなさい。
ただ、「あの戦争は正しく美しい戦争であって、反省の必要なし、と考えますか?」という風にとらえて欲しくなかったんです。そうではなく、戦争の反対は大前提の下、戦争の反省を良いように政治利用されている日本の実態をもっと知って頂きたいと思いました。

つたない文章でごめんなさい。
うまく伝えることが出来れば光栄です。



| あき | 2008/07/14 1:54 PM |
あき様

はじめまして。コメントありがとうございます。
以前はわたしのように考えていたということ、チベット問題を調べるうちに考え方が変わった、ということ、どちらも先にコメントくださったecoさんと同じですね! そのような日本人がチベット問題をきっかけに増えつつあるのでしょうか? 驚くやら感動するやら、です。

まず一つ書いておかねばなりません。
上のコメントで、日本は悪いことをした、というふうに学校で教わったと書きましたが、じつは小学校〜高校の授業で、そのことを強調して教わった記憶はないんです。
わたしがさかんにそのような事実を聞いて目から鱗だったのは、浪人をした予備校時代において、でした。
侵略戦争のこと、自衛隊=軍隊など色々教わり、これまでの学校教育が隠してきた事実を知ってしまった…と思って高揚した気分でした。しかも浪人しなかった友人たちはきっとこの重大なことを知らないまま! と思って。
親に話しても同意してもらえないし、わたしは親からも友人からも一歩ぬきんでたような、ぐんと大人になったような気分でした。

――というのが大前提としてあります。つまり「日本は中国韓国に対して悪いことをした」という考え方は、わたしにとって小さいころからすり込まれた歴史教育ではなく、成人近くなって新たに耳にした、衝撃の新事実だったということです。

なので、あきさんやecoちゃんが書いてくれたことは、一度覆ったものが、もう一度覆ってしまうというわけでして…。多少戸惑っています。

しかしそれが事実なのであれば、つまり虐殺問題や従軍慰安婦問題は、すべてが日本軍の仕業という真実はなく、日本は中国韓国に対して悪いこともしていないのであれば、首相の靖国参拝もOKですし、侵略の事実を伝えない新しい教科書作りも肯定できます。

つまり根本的な考え方、考え方の土台が揺らいでしまう。
わたしは事実が知りたいだけなんですが…。

>「あの戦争は正しく美しい戦争であって、反省の必要なし、と考えますか?」という風にとらえて欲しくなかったんです。そうではなく、戦争の反対は大前提の下、戦争の反省を良いように政治利用されている日本の実態をもっと知って頂きたいと思いました。

ふうむ、なるほど、です。
すでに謝罪もしているし、戦争について反省はしている、ということですよね。その日本の行為が政治利用されていることが問題だということですね。今はもう、「戦後の日本の反省」を周辺諸国がどうとらえるかという段階に入っているのですね。

しかし戦争そのものはどのようにとらえたら良いのでしょう…。
侵略の事実はなかったのでしょうか…。繰り返しになりますが、それならば新しい教科書の動きも肯定できます。
しかし侵略が事実なのであれば、このことを伝えないのでは、歴史教育はまた振り出しに戻ってしまうなあと思って、それで、上のように質問したまでなんです。

本当の歴史を伝えるのは難しいことですね。
日本ははたして中国や韓国にひどいことをしたのかしていないのか、侵略戦争なのかそうでないのか。

予備校ではそのように教わりました。その後読んだ本や映画でも、そのような衝撃の事実がたくさん書かれ、描かれていました。
従軍慰安婦問題や暴力、虐殺、創氏改名……などなど…。

信じてきたのですが…。
それが事実ではないとなると考え方の基盤が大きく揺らぎます。困りました…。

また色々おしえてください。おすすめの本などありましたら、ぜひおしえていただきたいと思います。

それでは、ぜひ、また遊びにいらしてくださいませね。
| ゆき | 2008/07/14 11:21 PM |
何て書けばいいか考えているうちにコメントが遅くなりました。
でも、あきさんのように同じような考え方をしている人がいて
なんだか嬉しいです。

まとめて書いて、無理やり一つの結論にまとめるとピントが
ブレてしまいそうな気がしたので、バラバラに思いつくままに
レスをします。

■私の小学校の時、大好きだった先生は共産党の人でした。
別にそれは悪い事でもいい事でもナイと思うんだけど、彼女は
彼女の主義思想を子供たちに刷りこみました。
“赤旗”新聞をとっている家の子は、先生に可愛がられました。
だから、私も“赤旗新聞うちもとろうよぉ。”って何回か母に
ねだった記憶があります。
中学校でよくしてくださった社会の先生も、共産党の人でした。
私は比較的おとなしい優等生だったので、日本は極悪国だ…
的な本を沢山紹介してくださいました。私はそうやって成長
してきました。

■うちの家は、朝日新聞と読売新聞をとっていました。
徹底的に日本を批判する朝日新聞の論調が正しくて、
産経新聞はちょっと危険な思想の人の新聞だと思っていました。
でも、色々な文献やネットで情報を調べていると、日本のマスコミ
がすごく偏っている事に気がついたのです。私が長年信じてきた
朝日新聞はその最たるものでした。
おかしいと思っていた産経新聞の方がよっぽどマトモな新聞だなっ
て今は思っています。

■戦争
戦争を肯定する気持ちは全くありません。
戦争を起している地域で起きている人権侵害には心を痛めて
います。 でも、人類の歴史から考えて戦争(武力)を放棄する
事は不可能なんだろうなぁと思います。
永世中立国のスイスは世界有数の軍隊を持つ国だし、兵器の
輸出が大きな外貨獲得の産業になっているし…
武力を放棄して対話で自らの文化を守ろうとしたチベットは
中国に侵略されてしまっているし…
武力を持たずに平穏な暮らしを送るっていうのは不可能な事
だと思っています。最低限、自国の文化を守っていけるだけ
の力は必要だと思うのです。
理想論はたくさんあるけど、今の世の中がその理想が実現
可能な世界・時代なのかはちゃんと地に足をつけて考えたい
なぁって思います。
第2次世界大戦について…
あの戦争を、正しく美しい戦争だとは思わない。
人と人が殺しあう行為が、正しく美しいなんて思えない。
でも、それはいつの時代に起こった戦いでも一緒だと思う。
卑弥呼の時代に起きた戦いも、江戸末期の戦いも、
お猿のボスの戦いも、同じ種の者同士が殺しあいを
するのは哀しい事だと思う。 
だけど、第二次世界大戦が日本だけが悪者の侵略戦争だった
とは今は思っていないです。(前は思っていたのですが)

たとえば、今の右翼(公道で街宣カーで大音量を流す人たち)は
反日感情を持った人達の集まりだって話もよく聞く話です。
だから、何が真実で何が嘘なのかは自分で調べまくって
最後は自分の頭で結論を出すしかないのだと思います。
ちょっと偏見を含んでいるかもしれないのでリンクを躊躇した
のですが、はっておきます。 こんな風にみんな考えている
んだなぁ…考えるとか知ろうとする事は大切な事だなぁって
思っています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1991605

ゆきさんは宗教学とかは好きですか?
私は結構好きです。色んな宗教を学ぶと、色々な国の人の考え
がなんとなく理解できるようになるから。(共感はできなくても)
下の2つはお気に入りの本です。もし良かったらゼヒ。

世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫) 井沢 元彦 (著)
仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫) 井沢 元彦 (著)
| eco | 2008/07/15 7:25 PM |
昨日、書いた後から気になって…
削除しようかとも思ったのですが、削除のやり方がわからな
かったので、補足です。

先生のところ…
私は共産主義の人に疑問を持っているわけではないのです。
独裁者のいない、本当の共産社会が築けるならそこは
ユートピアだと思います。
でも、右も左もまだワカラナイ子供に一方的な視点からの
思想ばかり吹き込むのは良くないと思うのです。
先生達にとっては正しい社会を作るための全うな教育だった
のだと思うから、先生達の事は今でも好きだけど…、でも、
ちょっとナンダカナァ…(・へ・)って気分になるのです。

新聞や戦争・武力に関するところは、私の私見であって
ゆきさんのこの日記のコメントとして書くにはふさわしく
なかったって反省しています。
思いつくままにつらつらと書いてしまいごめんなさい。
| eco | 2008/07/16 10:01 AM |
たびたびスミマセン。連続投稿、しかも仕事中に…。こ
こんなページ(ブログ)もあるみたいです。

私はこのブログを今日はじめて読んだし、これはこれで
偏っていると思うけど。でも、コメントを書いている人
の意見には共感したりもする。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid465.html
ネット新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080411/plc0804112104017-n1.htm

一方でこんなブログもあるようです。
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20080415/p1

色々自分で考えて判断しないといけないなって改めて思います。
| eco | 2008/07/16 11:11 AM |
ecoちゃん

コメントをありがとう! 補足も色々ありがとう!

それにしても、ecoちゃんはなかなか過激な「日本が悪い」教育を受けたんだねえ!小学生のころから!
わたしには共産主義的な考え方を教えてくれる人もいなかったし、「赤旗」の存在も知らなかったな(先述の通り、予備校で突然洗脳された(笑))。
わたしは小学3年生のとき、原爆の映画を観て、天地がひっくり返るくらい驚いて、怖くてたまらなくて、とにかくアメリカは悪者だ!と思いました。「わたしはアメリカを、めちゃんこっこに、憎んだ」と、非常に強い筆圧で日記に書いたことも覚えてる(笑)
日本が悪いことをしたなんて、全然知らなかったです。
わたしが受けた教育は、だから、右にも左にも偏っていなかった…のかな…たぶん。
出発点がだいぶ違うようだね。年は比較的近いのに、こんなにも違うなんて。面白いね。

子どもに一方的な思想を吹き込むのは良くないよねえ…。
できるだけ中立的な視点で、日本にも歴史認識には色々な考え方があり、アジアの周辺諸国ではこんなふうに、アメリカや欧米諸国ではこんなふうにとらえられているのだと教え、それをもとに自分の頭で考えていける子どもを育てることができたら理想的だね。

戦争や自衛隊についての考え方も、よくわかりました。
人間は愚かで暴力的な面があるから、確かに武力を放棄して平和を維持するのは難しいだろうね。

歴史の問題は難しいから、自分で調べて勉強して、答えを見つけなければならないね。
とにかくもっと勉強しなくてはいけません。
朝日が偏っている、ということも。偏っている、と知っていて読むのと、鵜呑みにしてしまうのとでは、全然違うよね。
わたしの書いていることが朝日的なので、ecoちゃんはきっと意見をくれたんだね。ずっと朝日を読んできたし、多少(かなり?)朝日寄りではあるだろうねわたしは…(笑)

>第二次世界大戦が日本だけが悪者の侵略戦争だった
とは今は思っていないです。(前は思っていたのですが)

「日本だけが悪者だったわけではない」というのはわかるけれど、近隣諸国を植民地にした事実は事実であり、虐殺など、「悪者だった面もある」んだよね?
それが侵略戦争ではなかったというのは、どういうことなのかな? と思いました。
日本は悪いこともしたかもしれないが、それはあの状況において、仕方のないことだった、悪いことをしたのは日本だけではないし、中国や韓国は過剰に反応しすぎだ、しかも近代化に貢献した部分すらあるのに、ということなのかな。
……いや、全然違うのかな。きっと簡単に答えられる内容ではないよね。だから、これも自分で勉強しないといけないのだと思う。

宗教学の本は読んだことないなあ…。あるとしたら、日本仏教史とキリスト教概説みたいな、大学の一般教養的なものくらい。
おすすめの2冊、読んでみようかな。どうもありがとう。

しかし、勉強しなければ、と何度も書いておいてナンですが、今回痛感したのは、こうした話は、やっぱり、すっごく難しい!ってこと。考えれば考えるほど、知れば知るほどわからなくなるところもあると思う。
だから、考えることを放棄して、信頼するだれかの意見にのっかったり、感覚的に好きだと感じる考え方に傾いていったりしてしまいがち。やっぱり人は何らかの結論を導き出して落ち着きたい生き物だと思うから。
そして何か意見を言えば、右か左、きっとどちらかに偏ってしまう。本当は「わからない」と言うのが一番誠実な態度なんじゃないかと思ったりするけど、それでは物事は前に進まないわけで。いやーー、難しいね。

映画についてのリンクもありがと。そうなんだ、刈谷さんの出演許可を得ていなかったとか、色々問題があるんだね。全然知らなかったよ。
こんなにこの映画が批判されているなんて。
どっちにも偏らない、素晴らしいドキュメンタリーだと思ったんだけどな〜。
| ゆき | 2008/07/16 10:33 PM |
僕は沖縄出身です。
ゆきさん同様、皆さんがおっしゃるような教育は受けていません。

映画「靖国」は、いろんな方面からの解釈ができる
ニュートラルないいドキュメンタリーだと思いますよ。

監督は日本に横たわる問題を抉り出そうとしていますね。
問題とは、
「日本国民が国民レベルでの議論をしていないこと」。


たとえば以前の沖縄戦の記述に関する教科書問題について、
僕のブラジル人の友人が、
「戦争終わってからもう何年も経ってるのに、
今更"やった/やらない"の問題が噴出するのはおかしい。
国民レベルで議論していない証拠」
と話していました。
今の日本の状況は、それぞれが好き勝手に"信じたいものを信じている"状況なんだと思います。

同じ敗戦国のドイツと比べて、どうしてこうも違うのでしょうか。
きっと天皇が神聖化されていた部分が大きいのかなと思います。

世界に向けて日本は公式に"謝罪"しておきながら
国民の間に「日本は悪くない」という主張があるのは、やっぱりどこかおかしいのではないでしょうか。
| JUN | 2008/07/17 7:23 AM |
JUNさん

コメントありがとうございます!
ドイツの戦後処理は日本とはどう違っていて、どのように国民レベルの話し合いがもたれたのか、そして日本はそんなにも議論が足りなかったのかということも、勉強不足にて具体的にはわからないのですが、確かに映画で見た8月15日の靖国神社の様子は、いまだにあの戦争を処理し切れていない、進むべき道を見いだせていない日本の状況を示しているとは思います。
毎年夏になると企画される、戦争に関するテレビの討論番組なんかを見ていても、ぐだぐだな話し合いで、あーこりゃダメだと思ってしまう…。ああいうのを見ていると、日本人は話し合いが苦手なのかなということと(わたしもそうですが)、戦争という問題の根の深さを改めて感じます。

信じたいものを勝手に信じているのはまずいけれど、たとえば、だれかカリスマ的な人間が現れればいいとも思えなくて。そういうのがダメなのは、20世紀の歴史で学習ズミ。
だったらどうしたらいいのかというと、やっぱり一人ひとりが自分の頭で考え、ものを言っていくことが大事なのかなあ…と思います。
その意味で、こういったことを自由に発言できるだけ、今はまだ良いのかも。
上(国)からの言論統制はもちろん怖いけど、なんとなく主流派と違う意見が言いにくくなるような雰囲気が社会に蔓延すること、それによって自主的な言論統制みたいな空気が生まれてくることが怖いなと思っていて。
一言で「右傾化」といってはそれはそれで問題かもしれないけれど、憲法9条の改憲問題なんかでも、護憲派が声をあげにくくなっているような感じは、すでにちょっと感じるだけに。

それでも、多分今はまだいい。だから今のうちに(って、それにしても今更「やった」「やらない」を話しあうのは遅すぎるけれど…)国民レベル、草の根での話し合いをもつことは大事だと思います。
なのに日本には、特に都心部(なのかな)には、コミュニケーションを避ける人、話し合いをしようとしない人が増えているような。日常会話でもそうなのに、ましてやこんな戦争について話しあうなんてことは、とてつもなくハードルが高いかもしれないな…。
でも、せめて自分自身の心がけとして、自分の頭で考えること、意見を言うこと(苦手ですが)を意識していたいとは思っています。
| ゆき | 2008/07/17 2:02 PM |
この映画のパンフレットを買いました。
そこに掲載されていた李監督とウルリッヒ・グレゴール(ベルリン国際映画祭フォーラム部門創始者)のインタビューの一部を抜粋します。


---------------------------------------------------------------------------
李: 日本の戦争責任について、日本政府はダブルスタンダードを設定してきました。
国際社会に対しては、東京裁判の判決を受け入れる姿勢を見せる一方で、国内ではその被告であるA級戦犯たちを英霊として祀ってきたのです。

(略)

グレゴール: 戦後ドイツに皇室が存在しなかったのは幸運だったといえるかもしれませんね。
かつてドイツにも皇帝がいましたが、第一次世界大戦後の1918年にオランダに亡命して以来、国民が彼の存在を問題視することはほとんどありませんでした。
 もうひとつ、ドイツと日本の違いを指摘すると、ドイツ人は戦後初めて民主主義に触れたわけではなくて、19世紀から民主主義の芽はあらわれていました。19世紀後半に社会民主党が結成され、ナチスが台頭する前の1919年から33年までの間、政権を握っていた。
 そうした背景の違いがあるにせよ、一国の首相が神社に参拝することに義務感を抱いているというのが、私には信じられませんね。

(略)

李: 靖国神社に参拝する首相やそれに賛成する人々は、靖国のひとつの側面しか見ようとしません。
彼らの目には、自分たちの国、民族、家族にとっての靖国神社しか見えていないのではないでしょうか。
---------------------------------------------------------------------------
| JUN | 2008/07/20 2:36 PM |
JUNさん

パンフレットからの抜粋ありがとう!
おっと、それでJUNさんの見解は?

戦後ドイツに皇室が存在しなかったこと、民主主義の萌芽が19世からあったことが、日本とは違う点なんですね。
日本の「ダブルスタンダード」って、まるで「本音」と「建前」みたい。日本社会を象徴しているようでもありますね。

首相の靖国参拝についてわたしが思っていたのは、わたしは単純に台湾・中国・韓国などに遊びに行って、その国の人と友だちにもなりたい。だから、小泉首相よ、民間人の交流を妨げるようなことを、どうかしないでください、ってことでした。

だから、李監督のおっしゃることはもっともだと思う。まったくその通り、と賛同します。
自分たちにとっての靖国だけを見るのでなく、近隣諸国に配慮する必要が絶対にあると思う。
でも参拝賛成派の方々にはまた違う意見があるのでしょう。それにも耳を傾けなければ。
| ゆき | 2008/07/21 10:27 PM |
>日本の「ダブルスタンダード」って、まるで「本音」と「建前」みたい。日本社会を象徴しているようでもありますね。

さすが鋭いですね。その通りです。
国家規模の「タテマエ・ホンネ」です。

戦争責任についての政府の曖昧な政策が、すべての元凶と言えるでしょう。
日本政府の政策が国民に影を落とした例としては、戦後最大級のものではないでしょうか。

なおこの映画については、mixiのこちらのトピでも議論しています。
ぜひご覧になってください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=33162805&comment_count=11&comm_id=830788
| | 2008/07/22 1:17 PM |
「東京裁判の判決を受け入れる」というのが建前、「英霊として祀る」というのが本音…でしょうかね。

そんな見え透いたキレイゴトになんて騙されないでしょ?普通……って今のわたしたちは思うけど、戦争でかけがえのない人を亡くした方の心理はまた違うでしょうしね。
英霊として祀るっていう考え方は、遺族の深い悲しみを少しでも癒やしてくれるようなものだったのかもしれないなと考えると、うーむ、やっぱり実に巧妙な政策ですね。

mixiのほうにも行ってみますね〜!
| ゆき | 2008/07/22 10:00 PM |
そもそもこの映画を観ていないので、なんとも言えない
のですが…
英霊として祀る ってのは 悪人ではなかった って
いう意志が働いているのでは全くナイと思います。

悪人も悪霊も死後は祀る、死後は罪を追及しないって
のが日本の伝統だったからだと…。
たとえば、菅原道真の天神さんは日本各地にあるけど
あれは道真の怨霊が色々災いをもたらせて、たくさんの
人が被害を受けたから。悪霊を沈静させるためにたてた
神社を日本人は学問の神といって喜んでお参りしてる。
日本人は死んだ人に対して無条件に罪を許す文化がある
から、その文化で祀ったんではないかなぁ。
命をかけて戦った人を褒めたく思う気持ちが強いのかな。
新撰組とか大好きな人が今でも沢山いるし、忠臣蔵は毎年の
ようにドラマ化されるし。ヘンな文化だとは思うからそれが
国際社会に受け入れられるかどうかは別問題だと思うけど。
自国の文化を頭ごなしに否定はできないな。
戦後しばらくは連合国側によって忠臣蔵はしばらく禁止され
た時代があったらしいけど、日本人はめったやたらと好き
だよね。

戦争の問題は難しいですね。
たぶん、今の日本に皇室があるからややこしい事になって
ると思うけど、皇室を残すって判断したのは日本人では
なくてGHQだし。
結局、戦勝国=正義 で 負けた国は悪者になるし。

戦後の謝罪に関しても、ドイツと日本の差はどこなんだろう
…。戦後保障のお金に関しては日本の方が多くはらって
ると思ってるんだけどちがうのかな…。

これは私の思いとは全然ズレてるけど、こんな主張もある
みたい。
http://nandakorea.sakura.ne.jp/html/sengohosyo.html

世の中色々な考え方があるんだね。
誰かの思惑にのっかってしまって、踊らされないよう、
色々な考え方のもの(特に自分と相反する考え方のもの)を
読んでいければいいなぁって思います。

なんだかややこしい話になってしまってごめんなさい。

私はこんな思想ですが、台湾でも中国でも現地の人と
すごく仲良くしてもらったよ。
要は、過去の事ではなくて、今の自分の人柄とか考え方
だと思うなぁ。



| eco | 2008/07/23 12:51 PM |
先日コメントを書いた後から、別に英霊になったからといって遺族は誇りに思って喜んでいるわけじゃないだろうな…と思い直していました。
祖母は「死んだら終わり!」って言っていたそうな。

んで、ecoちゃん、コメントありがとう! レス遅くなりましてごめんなさい。

>英霊として祀る ってのは 悪人ではなかった って
いう意志が働いているのでは全くナイ

そうなの!? と思って、その先を読んだらば、なるほどね。
死後は無条件に罪を許す文化。
日本の伝統、文化…。わたしには正直なところピンとこないけれど、それがいいとか悪いとかは別として、とにかく日本の文化だということだよね。

そもそもだれが「悪人」なのかというのは、A級戦犯と、一般の戦死者とをどう考えるかとか、色々難しい問題があると思うので、深入りするのはやめておくけど、少なくとも自分の肉親が戦死して、靖国に英霊として祀られると想像してみても、ちっとも嬉しくないんだよね。それだけでも、やはりちょっと、どーなの?と思いまする。ごめんね。

人柄や考え方が大事なのはもちろんだけど、過去のことも大事だと思うなあ。
過去に目をつぶる者は現在にも目をつぶる、みたいなことを、ドイツのハイデッガー、じゃなくてヴァイツゼッガーだっけか?(忘れました)大統領も言ってたよね。

なんだか話が平行線気味でごめんなさい。そういう考え方は違うよ、って思うかもしれないね。もどかしく感じたらごめんね。
| ゆき | 2008/07/24 11:57 PM |
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